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尾崎里紗が、JOテニスのヘッドブースに登場! 新ラケット「ラジカル」のファーストインプレッションは?

神仁司ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト
楽天ジャパンオープンテニスのHEADベースを訪れた尾崎プロ(写真/神 仁司)
楽天ジャパンオープンテニスのHEADベースを訪れた尾崎プロ(写真/神 仁司)

 東京・有明で開催されている楽天ジャパンオープンテニスの会場内にあるヘッドブースを、日本女子テニスのトッププロ選手の一人である尾崎里紗プロが訪れた。

 ヘッドは、多くのプロテニスプレーヤーがテニスラケットを使用している世界的なトップメーカーで、その中で「ラジカル」シリーズは、世界のベンチマークとなるような確固たるポジションを築いているテニスラケットだ。だからヘッドのテニスラケットといえば、「ラジカル」を思い描くテニス愛好者もかなり多い。

 尾崎プロは、ヘッドのテニスラケットをジュニア時代から使用しており、現在は「ラジカル SAKURA」を愛用している。

「『ラジカル』に変えたのは2年前ぐらいなんですけど、それから(ワールド女子テニスの)WTAツアーで一気に勝てるようになった。私の打つボールの質とラジカルの性能がすごくフィットしていて、厚い当たりでスピンがかかるので、私にすごく合っている」

 さらに、尾崎プロは、日本の桜をモチーフにした『ラジカル SAKURA』のカラーリングも気に入っている。

「桜は、伝統的な日本の花なので、お気に入りです。海外の選手からも、このデザインは何?とロッカールームで聞かれて、すごく興味を持たれたりして、人気があるんですよ」

『ラジカル SAKURA』のカラーリングには、ちょっとした秘密があるとヘッド ジャパンの小林聡氏は語る。

「海外のピンクは、マゼンタが強くて濃いピンクが一般的なんです。日本独特の桜色を出すのは、海外メーカーにとって難しい判断になるのですがやってくれました。大和撫子に活躍してほしいという思いも込められています」

ニューモデルの「ラジカル」を手に取る尾崎プロ(写真/神 仁司)
ニューモデルの「ラジカル」を手に取る尾崎プロ(写真/神 仁司)

 また、楽天ジャパンオープンテニスのヘッドブースでは、2017年11月15日に日本で先行発売が予定されているテニスラケット「ラジカル PRO」と「ラジカル MP」が、発売に先駆けて展示されている(通常発売は2018年1月17日開始予定)。ニューモデルは、“グラフィンタッチ”の新採用によりさらにグレードアップしており、パワー、コントロール、スピン、フィーリングが高いレベルで融合されて、究極のオールラウンド・テニスラケットに仕上がっている。 

「“グラフィンタッチ”は、さらにテニスラケットの手ごたえというか感覚、衝撃の緩和、ボールの持っている感じを、非常に重視している」(小林氏)

 ブースを訪れた尾崎プロもニューモデルのラケットを初めて手にして、次のような第一印象を述べた。

「今のモデルより、ちょっとカッコイイ感じになったかな。血管をイメージしているデザインなので、『ラジカル SAKURA』では、桜に強さがプラスされたデザインになっていいですね。(ニューモデルは)自分の技術やパワーをより活かせるラケットになりそうなので、すごく期待しています」

 楽天ジャパンオープンテニスは、10月8日まで有明で開催しているので、あなたもヘッドブースを訪れて、ニューモデルの「ラジカル」を手にとってみてはいかがだろうか。

 なお、尾崎プロは、2018年シーズンから「ラジカル」のニューモデルを使用予定で、新たな武器を手にする彼女がどんな活躍をするのか非常に楽しみだ。

ITWA国際テニスライター協会メンバー、フォトジャーナリスト

1969年2月15日生まれ。東京都出身。明治大学商学部卒業。キヤノン販売(現キヤノンMJ)勤務後、テニス専門誌記者を経てフリーランスに。グランドスラムをはじめ、数々のテニス国際大会を取材。錦織圭や伊達公子や松岡修造ら、多数のテニス選手へのインタビュー取材をした。切れ味鋭い記事を執筆すると同時に、写真も撮影する。ラジオでは、スポーツコメンテーターも務める。ITWA国際テニスライター協会メンバー、国際テニスの殿堂の審査員。著書、「錦織圭 15-0」(実業之日本社)や「STEP~森田あゆみ、トップへの階段~」(出版芸術社)。盛田正明氏との共著、「人の力を活かすリーダーシップ」(ワン・パブリッシング)

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