日本初!新選組の関係者宅で振る舞われた「ハンバーグ」の原型を紹介
ハンバーグといえば、ジューシーな肉汁が魅力的で老若男女を問わず愛される肉料理。
18世紀のドイツで誕生したとされる世界初のハンバーグは、野菜くずや乾燥肉を戻して固めて焼いたものだったといいます。
そんなハンバーグが日本に伝わったのは、いつの時代のことかご存じでしょうか。
日本初のハンバーグ
諸説ありますが、日本で初めてハンバーグの原型となる「豚ビステク」が提供されたのは1861年のこと。
新撰組の近藤勇や土方歳三との交流が深い人物であり、幕末から明治にかけて活躍した長崎の西洋医学者・松本良順邸にて開催された宴の席で振る舞われたといわれています。
ビステクとは、スペイン語圏でいう「薄い牛肉のステーキ」のことです。
宴の席で提供された「豚ビステク」は、豚肉を挽肉にして薄い俵状にし、焼いたものでした。
新選組もハンバーグを食べた?
松本良順は新撰組の軍医としても従事しており、近年では100年以上前から使用されてきた胃腸薬「正露丸(征露丸)」のパッケージに顔写真が起用されたこともある人物です。
良順は滋養のために豚食をすすめていたため、もしかしたら新選組もハンバーグの原型となった「豚ビステク」を食べていたかもしれません。