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世界累計生産台数1億台車両のイメージ転換になったのは一台の車両のリリースによってだった

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

ホンダのスーパーカブは日本人なら誰しもが一度は見たことがあると思います。

新聞配達や郵便局などお仕事で使うバイクとして活躍してきました。

そんな日本を代表する商業車両が、街中を走るコミューターとして人気を爆発させるのに一役買ったバイクをご存じでしょうか?

所有する質感にこだわったスーパーカブC125

2017年に世界累計生産台数1億台を突破。2018年には生誕60周年を迎えたスーパーカブ。メモリアルイヤーの2018年に登場したのがスーパーカブC125です。

ここ数年人気が爆発している原付二種カテゴリに登場した同車は、質感にこだわった車両です。ベースモデルのスーパーカブは商業車両として、仕事での使い勝手や快適性に優れているものの、基本的には装備は簡素。

そのおかげで原付二種カテゴリ中でも販売価格が抑えられています。ですが各社の販売動向を見ていると、簡素で価格が抑えられた車両よりも装備が豪華な車両の方が高くとも売れている印象です。

そこで、これでもか!というほど質感を高めて登場したのがスーパーカブC125というわけです。とりわけ豪華さを感じるのがスマートキー。車体に鍵をさすのではなく、持っていれば電源オンすることができるノブの操作や給油口のあるシート下にアクセスが可能になります。

装備の豪華さから販売価格は原付二種カテゴリ内でも高額な部類になってしまいましたが、登場以来高い人気を維持しています。

2020年にはスーパーカブC125をベースにSUVイメージを追加したハンターカブをリリース。こちらは更に豪華な装備を追加していますが、一般人だけでなく、芸能人にも人気が派生しており販売数を伸ばしています。

商業車両だけじゃない!というイメージの転換はスーパーカブ125の登場で見事成功したわけです。

動画ではスーパーカブC125の走行性能や魅力に迫っています

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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