Yahoo!ニュース

【ガーデニング】これは実際に使える!家にあるもので作る「簡単自動水やり器」 留守中も大活躍です!

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、グロ子です。

植物には水やりが欠かせない。
それはわかっていますが、忙しかったり旅行に出かけたりで、どうしても水やりできない時があります。

水やりの手間を減らしてくれる自動水やり器は、100均やホームセンターなどでいろいろ売っています。
でも自分の使い勝手がよいものには、なかなか出会えません。
100均の自動水やり器は、商品の当たり外れも多いと感じました。

いろんな種類の商品を購入して、一番使いやすいと思ったのが「毛細管現象」を利用した自動水やり器。
でも、これ買わなくても自分で作れる!

自作なら状況に合わせて調整も簡単です。
早速、作り方を紹介しますね。

用意するもの

  1. 不織布製のキッチンペーパー(再生紙ではないもの)
  2. ペットボトル(長時間ならバケツ)
  3. ステープラー(ホチキス)

この3点のみ。
キッチンペーパーは、不織布製の厚手でフエルト状のものを用意してください
私はリードペーパータオルを使っていますが、似た手触りならOKです。

5分でできるので、とにかく一度作る

キッチンペーパーを短冊状にカットします。

短冊を重ねます。

お好みの長さにします。

工作はこれだけです!

キッチンペーパーに十分吸水させて、ペットボトルにセットしてください。

キッチンペーパーにあらかじめ吸水させること、先端がペットボトルの底まで届いていることが大切です。

設置します。
ペットボトルを、植物が植えられている土の表面近辺の高さに置いて下さい。
土の表面より著しく下に置いてしまうと、水の流れが止まってしまいます。

給水量の調整は簡単

まずは一回作って様子をみましょう。
上の写真では一晩で500mlのペットボトルが完全に空っぽになりました。

より早く土に給水させたいなら、キッチンペーパーを重ねる枚数を増やしてください。
逆にゆっくりにしたいなら、3枚重ねはそのままで、キッチンペーパーの幅を狭くしてください。

乾燥防止にラップを巻いてもよし

水源にバケツを利用して、2~3鉢に同時に水やりすることも可能です。
その場合どうしてもキッチンペーパー部分が長くなると思います。
気温が高いとキッチンペーパーが乾いてしまいます。

キッチンペーパーが途中で乾いてしまうと、水の流れが止まってしまいます。
そんなときは、水と地面の間の部分のキッチンペーパーに、ゆるくふんわりとラップを巻いておきましょう。
ラップを巻いておくと乾燥しなくなるので、給水が止まることがなくなります。

数日の留守にも

水源が大きければ数日の留守もカバーできます。
留守期間の水やりに使うには、水源を大きくすること、キッチンペーパー乾燥防止のラップを巻くことを忘れないでください。

いきなり留守時に使用せず、必ずあらかじめ使って給水量を確認しておきましょう。

プランターに合わせて作ろう

土が水を吸い込む状況は、置き場所や使っている土の性質、プランターの深さによって大幅に変わります。
キッチンペーパーの太さや、ペットボトルの設置の高さで適量を探ってください。

毛細管現象を利用した、水やりに使う不織布のロープのようなものも市販されています。
でも市販品であっても自作でも、一回使うと泥汚れしますし、そんなに長持ちするものではありません。
自作ならお金もかからないし、太さの調整も可能です。

自動水やり器は、とても便利です。
私は一年を通して使っています。
植物には水をかけず、土だけ湿らせたい塊根植物類にとても重宝しています。

便利なだけではなく、ガーデニングの腕も上がる。
すぐに作れるキッチンペーパーの自動水やり器。
この夏、ぜひ挑戦してみてください!

園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

グロ子の最近の記事