触ったらダメ!身近な堤防に潜むアブナイ魚と応急処置方法
皆さんこんにちは。
YouTubeで「夫婦で楽しむ釣り系動画」を配信している「タビカツリ夫婦」です。
ここでは、特に釣り初心者の方やこれから釣りを始めたい方に役立つ情報を発信しているので、どうぞよろしくお願いします。
身近な堤防に潜むアブナイ魚と応急処置
ハオコゼ
ハオコゼは全長約10センチ前後の小さな魚で、見た目はカサゴなどの根魚に似ています。
ただし、カサゴと間違えて触るとすごく危険。
鋭くとがった背びれに毒針があります。
もし釣れてしまった場合は、フィッシュグリップなどで掴むようにしましょう。
分布:日本各地
触ると危ない場所:背ビレのトゲに毒あり
症状:刺されると腫れあがり、はげしい痛みが走ります。
毒針に刺された時の応急処置
患部を真水で洗い、周辺を絞って血を出します。
40度以上の湯に患部を30分浸し、すぐに病院で手当てしてもらいましょう。
ゴンズイ
ゴンズイは全長20センチほどのナマズの仲間。
おもに夜釣りをしていると見かける魚で、堤防からのぶっこみ釣りや投げ釣りでよく釣れます。
体表は粘液でがヌルヌルしてるため、知らずにグッと強めに触ってしまうと背びれと胸びれの毒針が刺さってしまうので要注意です。
分布:日本各地
触ると危ない場所:背ビレと胸ビレのトゲに毒あり
症状:刺されると激しく痛み、赤く腫れます。
毒針に刺された時の応急処置
患部を真水で洗い、周辺を絞って血を出します。
40度以上の湯に患部を30分浸し、すぐに病院で手当てしてもらいましょう。
アカエイ
アカエイは全長1m以上にもなる魚で、尻尾にはかなり強力な毒針を持っています。
海に入ってのウェーディング時にアカエイを踏んづけてしまい、被害にあう人が多いですが、万が一刺されるとかなり危険。
そのほかにもルアー釣り・エサ釣りなどいろいろな場面で釣れる可能性もあるため、もし釣れてしまった際は決して尻尾付近は近づかないようにしましょう。
分布:日本各地
触ると危ない場所:尾びれのトゲに毒あり
症状:鈍器で殴られたような激しい痛み。人によっては、発熱、嘔吐、血圧低下などを発症することもあります。
応急処置
傷口をよく洗い、40度以上の湯に30分以上浸す。
エイの毒針はかなり危険なので、早急に病院で手当てしてもらいましょう。
ウツボ
ウツボは全長1m以上にもなる大きな魚で2m以上に成長する個体もいます。
毒針などがある魚ではありませんが、ウツボの危険個所は鋭い歯。
ウツボを釣りあげて「針を外すとき」や「少しよそ見をしてる間」などに噛まれて大けがをした人もいます。
分布:日本各地
触ると危ない場所:ウツボは毒はないですが、鋭い歯を持っているので要注意。
症状:深い傷を負うことも。毒はないですが、縫合しなければいけない場合もあります。
応急処置
出血している場合は止血し、患部を十分消毒しましょう。
ミノカサゴ
ミノカサゴは体調30センチほどのとてもきれいな魚。
まるでドレスでも着ているかのような見た目ですが、実はこのドレスのようなヒレには毒針がたくさんあります。
万が一釣れてしまったら、フィッシュグリップなどで掴むようにし、魚と皮膚との距離を保つことが大事です。
分布:本州中部以南
触ると危ない場所:背ビレ、腹ビレ、尻ビレのトゲに毒あり
症状:刺されると、猛烈に痛みます。
応急処置
傷口を真水で洗い、血と一緒に毒を絞り出します。
40度以上の湯に30分浸し、すぐに医師の手当てを受けましょう。
ヒョウモンダコ
ヒョウモンダコは全長10センチほどでとても小さく、見た目もカラフルなタコです。
小さくてカラフルなタコが釣れ、「かわいい!」などと言って触っていると危ないです。
ヒョウモンダコの唾液にはフグと同じ種類の毒が含まれており、万が一噛まれると大変なことになります。
分布:本州中部以南
触ると危ない場所:咬んだ際に、フグと同じ神経毒テトロドトキシンを注入します。
症状:嚙まれると、けいれん、呼吸困難などを引き起こします。
応急処置
患部の上部(心臓に近いほう)を縛り、血と一緒に毒を絞り出しましょう。
このとき絶対に、口で吸い出さないこと。
即、医師の手当てを受けましょう。
身近な堤防に潜むアブナイ魚と応急処置
身近な堤防にも、危険な魚はたくさんいます。
その危険な魚たちの特徴や見た目を覚えておき、万が一釣り場で対峙した時でも冷静に対処できるようにしておくことが重要です。
釣りをするなら”タビカツリチャンネル”
私たちのYouTubeチャンネル「タビカツリチャンネル」では、釣り初心者の方から釣り好きの方まで楽しめる動画を公開しています。
釣り方・おすすめワーム・料理方法なども紹介しているので、ぜひご覧ください。