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もうすぐ愛子さま23歳 苦手なことを克服してきたご成長の記録 #専門家のまとめ

つげのり子放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)
愛子さま(写真:毎日新聞社/アフロ)

12月1日、愛子さまが23歳のお誕生日を迎えられる。

ご誕生以来、健やかに成長される様子を多くの国民が見守り、今の立派なお姿を目にするたびに、幼かった愛子さまがここまで大人になられたのだと、誰もが感じているのではないだろうか。

今年は園遊会や単独での地方公務など、まさに“初めて尽くし”であった愛子さま。その分、より多く愛子さまのお出ましを拝見することができた。

そこでご成長の記録を振り返り、愛子さまの“人生初めての経験”に注目したいと思う。

ココがポイント

皇太子さま(当時)雅子さま愛子さま 初めてそろって海外に 2006年
出典:テレ朝news 2023/06/08(木)

”苦手“な3キロ遠泳に挑戦する愛子さま
出典:週刊女性 2015/7/28(火)

初めて地方公務に同行した愛子さま
出典:日テレNEWS  2016/8/11(木)

愛子さま 初めての記者会見
出典:FNNプライムオンライン 2022/3/17(木)

エキスパートの補足・見解

両陛下の娘として誕生し、生まれながらのプリンセスである愛子さま。そのご成長ぶりをたどっていくと、苦手なことを克服しようと意識して努力されてきたことが分かる。

苦手な水泳を、両陛下と須崎御用邸で静養中も熱心に練習し、よほど努力されたことが一目で分かるほど、愛子さまはこんがり日焼けされていた。その成果が実られ、学習院女子中等科2年生の臨海学校では、遠泳で約3キロもの距離を泳ぎ切ることができた。

人生において、苦手なことは克服しようと頑張るからこそ、苦手はすぐに得意になる。しかし、得意なものは努力がおろそかになり、結局、苦手なものになってしまう。

愛子さまは、そのことを十分に承知していらっしゃるのだろう。苦手なものは努力で克服し、例えば古典文学や歴史など得意なものは、さらに学んで深さを追求しようとなさっているように感じる。

また、小さい頃から人見知りである点は、ご自分で変えていこうと心掛け、さまざまな人々と積極的にコミュニケーションを図ろうとされている場面を、何度も目撃してきた。

愛子さまの”人生初めての経験“を見ていくと、全力でのぞむ一生懸命さと真面目さが伝わって来るが、今年は大学を卒業して就職するなど環境の大きな変化もあり、とてもお忙しかったことだろう。

頑張り屋な愛子さまだけに、来年は適度にお休みを取りながら、肩の力を抜いてお過ごしいただきたいと願う。

放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)

2001年の愛子内親王ご誕生以来、皇室番組に携わり、テレビ東京・BSテレ東で放送中の「皇室の窓」で構成を担当。皇室研究をライフワークとしている。西武文理大学非常勤講師。日本放送作家協会、日本脚本家連盟、日本メディア学会会員。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)、『素顔の美智子さま』『素顔の雅子さま』『佳子さまの素顔』(河出書房新社)、『女帝のいた時代』(自由国民社)、構成に『天皇陛下のプロポーズ』(小学館、著者・織田和雄)などがある。

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