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浦和レッズ、2022J開幕戦に昇格組の京都に敗れて黒星発進

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

Jリーグ2022シーズンがついに開幕。3年計画の3年目でリーグ優勝を目標に掲げた、浦和レッズはアウェイのサンガスタジアム by KYOCERAに乗り込んで、昨季に12年ぶりにJ1昇格をした京都サンガとの一戦に挑んだ。

浦和レッズは開幕前に行われたFUJIFILMスーパーカップで昨季のリーグ王者、川崎フロンターレに2-0で勝利して勢いづけての開幕となるかと思われたが、試合後の1週間で新型コロナウイルス陽性者が選手5名、スタッフ5名が出るという非常事態となってしまった。しかし、リーグ開幕戦に向けて照準をあわせてきた。

試合は前半からお互い攻守の切り替えが早い激しい展開となる。しかし、お互いに決定的チャンスまでは作ることが出来ず、前半はスコアレスで折り返した。

後半に入ると、早々に京都が試合を動かした。後半4分、スローインの流れから、京都のMF川崎颯太がドリブルでゴール前に侵入すると、中央にいたFWピーター・ウタカにマイナスのパス。ウタカがそのまま左足を振り抜いて先制ゴールを決めた。

まずは同点に追いつきたい浦和も後半15分にMF小泉佳穂を投入して、攻撃の変化をつけて、何度かチャンスを作るも、京都のGK上福元直人のビックセーブもあり、ゴールを割ることができず、試合はそのまま終了して、1-0で京都サンガが勝利。浦和レッズは開幕戦を勝利で飾ることができなかった。

大卒ルーキーで開幕スタメンとなった、安居海渡選手は「試合に出ることになって、正直、言われた時は緊張はしましたが、ピッチに立ったらもうやるぞという気持ちが強かったので、緊張なくできたので、良かった。試合は正直、負けて悔しい気持ちがあるが、初めて試合に出て、やれたこと、やらなかったことが発見できたので、練習でもっと自分を厳しくしてやってければ」とデビュー戦を振り返った。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「相手にほとんどチャンスを作らせない中、ワンチャンスで決められてしまって決定機力の差が出てしまった試合かもしれません。勝利に近い形でプレーが出来たのは浦和だったかと思いますが、自らのミスからの失点で勝ち点を得ることができませんでした」と試合を振り返った。

下を向いている暇もなく、開幕から5連戦がやってくる。次節は、中3日で、今季初のホームゲームとなる試合が、来週2月23日水曜日に行われる。ACLの関係で前倒しになった第9節のヴィッセル神戸との一戦となる。浦和レッズは、コロナ陽性者続出で、厳しい台所事情となっているが、チーム一丸となって初勝利を目指す。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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