先日から何度も取り上げています、鳥取と京阪神とを結ぶバケモノ気動車「スーパーはくと」
鳥取と大阪を2時間半、京都までを3時間で結んでしまい、関西圏と鳥取を結ぶ航空路線をことごとく消滅に追い込んだとまで言われていますが、貧乏学生として一つ気になってしまうのが地味に料金が高いことだったりします。大阪まで学割を活用しても片道6000円、バスなら+1時間で4000円なので、大抵はバスを利用することが多い筆者です。

しか―し！今回の乗車でスーパーはくとを少しだけ安く利用できる裏ワザを発見してしまいました！今回は、この記事を見ていただいている皆様にその裏ワザをお教えしようと思います。
先にお伝えしておきますが、決して不正乗車ではありません。それでもちょうど1000円安くなる裏ワザ、是非ご覧ください！

まず、鳥取からの特急券を”姫路”までの購入とします。この時、自由席でも指定席でもお得になる金額は変わりません。グリーン車の場合、2000円ほど安くなりますが、姫路までの区間でグリーン車を使えるような貴族の方にはこの裏ワザで節約する必要はないでしょう笑。

そして、スーパーはくとに乗車、姫路までの乗車時間は1時間半ほどなので、リクライニングの効く座席をゆったり楽しんでおいてください。
もちろん特急券は姫路までなので、姫路で下車するのは忘れないように。

そして姫路で下車したら、ホームの反対側にとまっているであろう銀色の長ーい電車に乗車してください。この電車、基本的に12両つないでいるので、大抵座席はどこかしら空いています。大阪あるいは京都までこの電車に乗りっぱなしになるので、ここで座席を確保できなければ将棋でいう詰み状態です。

この銀色の電車が、今回の裏ワザを成立させるキーマン”新快速”になります。姫路駅発車の時点では、スーパーはくとの5分程度後ろを追いかけていきます。
もちろん、特急とノーマルの列車。鳥取であればあっという間に距離を離されてしまいますが、天下の京阪神地区では、全くそんなことはありません。
スーパーはくとと同じ最高速度130kmで駆け抜けていき、三ノ宮到着時点では、ほとんど変化がない場合がほとんど、大阪到着時点では10分前後、京都到着時点では15分ほどしか差がつけられていません！

もちろん、1日６～７往復しているすべてでこの限りではありませんが、筆者が確認したところ、日中の4～12号ではほぼ上記の通りになっています。
しかも、新快速の方が6駅も多く停車駅があってのこの時間差、まさに特急料金のかからない特急ともいえる走りっぷりです。

新快速の恐ろしさは、もう一つ。朝6時半ごろ鳥取を出発する2号では、姫路到着が8時14分、京都到着が9時53分となっています。後続で発車する新快速は、少し時間が空いて8時25分。
この時点では11分の差がありますが、京都駅に新快速が到着するのは…

9時58分。京都時点での時間差はわずかに５分。
特急料金かかってないのにむしろスーパーはくとよりも所要時間短い！6分も縮めちゃってます！新快速…恐ろしいやつです。

今回は、ちょっとお高めのスーパーはくとにより安く乗れる方法をお伝えしました。
大阪時点では約10分、京都では15分ほどの差となるこの裏ワザ。この時間を1000円で買うかどうかはあなた次第です。
浮いた1000円で鳥取駅の駅弁を買うもよし、新世界で食い倒れるも、京都でおいしいおばんざいを食べるもよし、ちょっといいホテルに泊まるもよし。使い方は人それぞれですが、きっと鳥取からの旅行をちょっと豪華な思い出の残るものにしてくれるでしょう！

それでは今回はこの辺で～。