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人間の内なる感情を表現したい――メンバー卒業、オンラインサロン開設の真っ白なキャンバスの新しい戦い方

宗像明将音楽評論家
真っ白なキャンバス(提供:真っ白なキャンバス)

 真っ白なキャンバス、通称「白キャン」が揺れている。2020年3月18日に「桜色カメラロール」でメジャー・デビューを果たし、新型コロナウイルスの影響でリリース・イベントが中止になるなかでも、オリコン週間シングルランキング7位を獲得。ところが3月29日には麦田ひかるが卒業を発表し、さらに6月7日には鈴木えまの卒業も発表された。ふたりとも2017年の白キャン結成時からのオリジナル・メンバーであり、白キャンは大きな岐路に立たされている。

 麦田ひかるの卒業発表後、白キャンは新メンバーのオーディションを開催。さらに、楽曲の歌詞やメイン・ヴィジュアルを公募する企画「with palette」も開催するなど、コロナ禍で新たな動きを見せている。さらに今回、オンラインサロンの開設も発表された。

 なぜ今オンラインサロンなのか。白キャンはどこへ向かうのか。プロデューサーの青木勇斗、メンバーの小野寺梓と橋本美桜に話を聞いた。

(取材は2020年6月3日、真っ白なキャンバスの事務所にて)

小野寺梓(提供:真っ白なキャンバス)
小野寺梓(提供:真っ白なキャンバス)
橋本美桜(提供:真っ白なキャンバス)
橋本美桜(提供:真っ白なキャンバス)

ファンと一緒に物語を作りあげていきたい

――オンラインサロンのアイデアは、どういう経緯で出てきたんですか?

青木  ファンと一緒に物語を作りあげていくところにもっとフォーカスして、白キャンのコンセプトも強くしていこうとしたんです。まずは第一弾で「with palette」みたいな共創企画を僕が考えて、歌詞やメイン・ヴィジュアルを募集したんです。次に、もっと具体的に取り組もうとするなかで、オンラインサロンという話が出てきて、コミュニティを作って双方向的にコンテンツ作りをしていきたいなって考えました。

――オンラインサロンは何人ぐらいを想定しているんですか?

青木  まずは300人限定でやってみます。Zoom会議にも参加できるんですけど、1000人でのZoomはあんまり現実的じゃないし、最初は一対一で個々に対応したいので300人です。

――と、聞いてメンバーはどう思いましたか?

小野寺  今日聞いてびっくりした……(笑)。

橋本  オンラインサロンがちょっとまだわからない……。

青木  ふんわりは説明してたんですよ。具体的には伝えてないですね。

――メンバーからしたら「ファンクラブじゃないのかよ」と思わないんですか?

橋本  でも、白キャンは変わってるから、そういう段階とかないのかなって思いました(笑)。

小野寺  (眠気と戦いながら)ちょっと記憶が……最近、夜寝れなくて……その話はいいや。でも、ひとりひとりと丁寧にできるんだったら、そういう形でもいいのかなって……。

――集金目的だったらファンクラブを作ったほうが手っ取り早いじゃないですか。そうではなくオンラインサロンにしようと思ったのはなぜですか?

青木  ファンクラブは500円とかでたくさんの人にリーチしていくビジネスモデルだと思ってるんです。白キャンは、まだそこまで行きつけてない。もっと密にコミュニケーションをするなら、オンラインサロンが適切なのかなと思いました。これからもっと白キャンの人気が出てきたら、ファンクラブをやる話になると思います。

「PWC オンラインサロン」のキー・ヴィジュアル(提供:真っ白なキャンバス)
「PWC オンラインサロン」のキー・ヴィジュアル(提供:真っ白なキャンバス)

欅坂46は社会に対するアンチテーゼ、白キャンは自己へのアンチテーゼ

――オンラインサロンでは、コンテンツ企画や新プロジェクトについても考えていくそうですが、なぜそこまで踏みきったんですか?

青木  今、僕が白キャンをアイドル売りしすぎてしまったというか。僕は、アイドルアイドルしてるアイドルがそんなに好きじゃなくて、もうちょっとアーティスト性の高いことをやりたかったんですけど、ニーズに合わせてた結果こうなった感じなんです。でも、そろそろ僕がやりたい世界観を出していかないと、上に行けないだろうなって思ったんです。だから白キャンが表現したい世界観をもっと深く表現して、コンセプトやロゴも変えることにして、その流れで「with palette」やオンラインサロンをやることにしました。

――コンセプトが変わると言われて、メンバー的にはどうですか?

橋本  自分たちがそれにちゃんとついていけるのかな……っていうのはちょっと思いました。

小野寺  インタビューのたびに「どういうグループ?」って聞かれても、ふわっとしてたから、しっかり「この感じで行く」ってなるのは嬉しいかもしれない。

――「嬉しいかもしれない」って言いながら、目がめちゃくちゃ不安げですね。

小野寺  だってどうなるかわからないんだもん……(笑)。

――今までの白キャンは、「メンバーの個性」と「地上感」、そして「コンセプトを具体的なものにしない」ということを大事にしてきたから、コンセプトを変えるという話には驚いたんです。

青木  2年半やってきて、僕の目指したい世界と今の市場が、だんだん見えてきたんですよね。知見も深まってきたので、「こういう風にしたい」っていう明確なものが見えてきたんです。

――どんなコンセプトになるか、イメージはありますか?

青木  白キャンって綺麗事を言わないし、恋愛の曲もないし、ありきたりなことをあまり言ってないんです。そういうのは僕が苦手で。だから、人間の深くに眠る、内なる感情を前に出していきたいんです。欅坂46は社会に対するアンチテーゼですけど、僕らは自己に対する葛藤を表現して、自己へのアンチテーゼを表現していきたいんです。より深く表現していくというのが、僕がもともとやりたかったことだったので。ずっと真夜中でいいのに。さんとか、ヨルシカさんとか、YOASOBIさんとかにすごく近いものを感じていて、アイドルの中でそういう風になれたらいいなと思ってます。

――今までアイドルとして活動してきたのにこういう話になって、メンバーに戸惑いはないんですか?

橋本  ……。

小野寺  ……。

橋本  「あんまりアイドルっぽくないな」って思ってオーディションを受けてたから、「それでもアイドルに寄ってたんだ?」と思います。自分もブリブリとかできないから「いいな」と思って入ってきたし。

小野寺  うーん……ダメだ、起きれない……どうしよう……。(突然立ちあがって)ライヴ中にキラキラしたいのは変わらないけど、さっき言ってたような歌詞を歌いたい。でも、結成当時よりは正統派みたいになってきちゃってたとは思う。この前、TikTokで白キャンが「正統派アイドル7選」に入ってて、「あ、正統派なんだ?」って思いました。

――正統派と言われて嬉しいですか?

小野寺  うーん……そういうのに選ばれるのは嬉しいけど、よくいるアイドルだとダメだよなとは思います。

――オンラインサロンでは、最終的にどこまで白キャンの方向性を決める予定ですか?

青木  僕じゃない思想が入って、本質が変わってしまうようなこと以外は、全部オンラインサロンで決められるぐらいにはしたいですね。「ブリブリのアイドルにします」っていうのは全然違う話になってくるし、土台は絶対に僕が中心になって作るんですけど、上に乗っかってくるものに関しては、一緒にオンラインサロンで作れるぐらいにはしていきたいです。

共創企画「with palette」のキー・ヴィジュアル(提供:真っ白なキャンバス)
共創企画「with palette」のキー・ヴィジュアル(提供:真っ白なキャンバス)

白キャンは偏差値75の歌唱力、顔面を持ってる最強集団ではない

――はたから見たら、メジャー・デビューもしてウィークリー7位だったし、「なんでそんなに変えるんだ」っていう声もあると思うんですよ。

青木  そうですね。1年前ぐらいに初めてCD(2019年の『闘う門には幸来たる』)を出したときから考えてて。そこら辺からメディアにちょっとずつ出はじめたんですけど、「このまま普通にアイドル活動をしてたら絶対に売れないな」と思って。他のアイドルとやってることが変わらないんですよね。白キャンは偏差値75の歌唱力、偏差値75の顔面を持ってる最強集団というわけではないじゃないですか。もともとインフルエンサーでもないし、ZOCのような最強軍団でもない。じゃあ僕らがどうやって戦っていくのか、ってなったときに、やっぱり深く深くコンテンツ作りをしていかないといけないと、1年前ぐらいからずっと思ってて。だから、僕は「コンセプトを変える」というよりは「コンセプトを深めていく」という認識なんですよね。応援してくれてる人が、よりわかりやすく深みに来やすいコンセプトを設計をしているというイメージです。上に行くための第一歩という認識ですね、僕の中では。

――そういう話はメンバーは聞いていたんですか?

小野寺  変わらないとって……。自分たちが思ってるより多くの人に知ってもらえてるけど、「うちのグループすげえだろ、ドン!」ってなりきれないというか。楽曲やコンセプトがすごいだけで、別に私たちはすごくないから……。

橋本  なんかわかる。目標を聞かれて、自分たちのパフォーマンスに納得いってたら、「武道館を目指したいです」って胸を張って言えるけど、自分たちのパフォーマンスがグダグダしてるのに気づいてるから、ちょっとためらう。ライヴを見た人が「え、これで?」って思うだろうな、っていうのがすごい自分の中であるから、そういうところを変えていかなきゃなって思います。

プロデューサーとメンバーのコミュニケーション

――それにしても、取材に来てみたらオンラインサロンの概要をメンバーが把握していないし、青木さんはなんでメンバーにそんなに話をしてないんですか?

青木  あはは。僕、本当にコミュニケーションが苦手で。メンバーと話せないのがダメなところなんです。改善策として、新しいマネージャーを入れました。あと、僕が弱い人間でもあるので、全部自分でやりたくなっちゃうんですよね。今までいたマネージャーは物販スタッフみたいな感じだったんですけど、それじゃ組織拡大していけない。それに僕は、メンバーのできないことが見えちゃって、「言ったのに、なんでできないの?」って、メンバーに対するフラストレーションがめちゃくちゃ溜まってきちゃってて、それで向き合えてなかったんです。最近は現場に行きすぎないようにしていました。立ち位置としてはプロデューサーなので、メンバーと近すぎちゃいけないんだろうなって。

――メンバーとプロデューサーの関係は、新しいマネージャーさんが入って改善されましたか? ……小野寺さんが即答で首を横に振っていますね。

小野寺  だって、今日みたいな話も説明してくれなきゃ答えられない……。

橋本  あはは。

青木  現場がないからなんですよね。

橋本  前はスタッフさんも聞かされてないところがあったんですけど、新しいマネージャーさんは詳細をくれるので、改善されてるんじゃないかなと思います。

青木  改善……。

橋本  別に悪かったとは思ってないけど(笑)。

私もうまく生きられない

――とはいえ、麦田ひかるさんと鈴木えまさんが抜けるのは大きいじゃないですか。個人的にも、今の白キャンの6人に尋常じゃないほどの思い入れがあるんです。リーダーだった立花悠子さんが2018年に抜けて、新たな6人体制になってもがいている感じがすごく好きだったから。再びメンバー・チェンジで白キャンが変わらざるを得ないことはどう考えていますか?

小野寺  抜けると思ってない……。

橋本  私も、卒業の日が過ぎてもいるんじゃないかなって思っちゃう。全然想像がつかないですね。ふたりの声がないのはみんなも寂しいと思うし、私たちも違和感を感じる気がする。

小野寺  「辞めたい」って言うこともあって、それでも2年以上もやってきたから、ここまで続けてきてくれたことに、逆に「ありがとう」って感じ。私もうまく生きられないタイプだから……(涙が溢れだす)。

橋本  うん。

小野寺  がんばったよね。……でも、まだ受け入れられてないです。

橋本  私はまだメンバーの卒業を経験してないから、いるんじゃないかなって思っちゃう。

青木  麦田と鈴木って、唯一僕が直接スカウトしたんですよ。原宿で2か月スカウトした中のふたりだし、めちゃめちゃ思い入れがあるんです。つらい気持ちはあるんですが、立花悠子が辞めて、それ乗り越えてきたっていうストーリーもあって。辞めることは寂しいですが、プロデューサー的には、白キャンの今後に関しては「超残念だけど逆に超売るぞ」っていう気持ちです。

――緊急事態宣言が解除されて、すぐにこんな試練に直面して、メンバーは正直しんどいですか?

小野寺  普通にグループとしてもしんどいって思うし、個人的にも、うん……(小刻みに震えながらティッシュで目頭を押さえる)。

橋本  梓ちゃんは、ずっと一緒にいたから、つらさは人一倍だと思う。でも、だからこそ三浦、橋本、西野が元気でないといけないとは思います。元気にグループを引っぱっていかないと、悲しいのが加速するじゃないですか。だから元気にがんばります。

小野寺  本当にずっと3人でいすぎて……。仕事も3人でいるし、終わった後もみんなは帰るのにうちらは3人でいて……。

橋本  ごめんて(笑)。

小野寺  遠征でもずっと一緒にいて。メンバーだけど、梓は東京に出てきて友達もいないし……。うん……つらいです。

橋本  寂しいよね、普通に。

麦田ひかる(提供:真っ白なキャンバス)
麦田ひかる(提供:真っ白なキャンバス)
鈴木えま(提供:真っ白なキャンバス)
鈴木えま(提供:真っ白なキャンバス)

グループが出すコンテンツに価値を感じてほしい

――2020年3月24日に仙台でライヴをしてから、ファンと直接対面できてないじゃないですか。ファンの人と触れあえないことの不安は大きいでしょうか?

橋本  白キャンが自粛を始めたのが早めで(※白キャンは3月は2回しかライヴを行っていない)、他のアイドルさんはまだライヴをしてる状況だったので、「どこどこのライヴに行ってきた、楽しい」みたいな感想をTwitterで見て、「あっ……悲しいな」って思ったけど、そのぶんライヴ一発目はめちゃくちゃ楽しいんじゃないかなって期待もあります。

小野寺  うーん、今はみんなが満足してないから……早くみんなでハッピーになりたい。みんながみんな、ネットのコンテンツが好きなわけじゃないし、リプライやDMが苦手な子もいるから。そういうのが送れない子とは全然コミュニケーションが取れないし。梓がそういうタイプだったから……。だから早く普通に戻りたいし、現状はとても嫌です。

――白キャンってチェキチャ!やOnlyFiveはやっていますが、Zoom特典会はやっていませんよね。それは意図的なものですか?

青木  意図的ですね。僕らの市場はいわゆるライヴアイドルなので、考え方が間違ってるのかもしれないですけど、「接触だけ強いアイドル」とか言われることもあって、それはすごく嫌で。白キャンっていうグループ自体に、僕はもっと興味を持ってほしいんです。もちろん個人個人を好きになってもらえるのは嬉しいんですけど、プロデューサーとしては、グループが出すコンテンツに価値を感じてほしいと思っているので、接触売りと違うところで売っていきたいなと思います。

――新型コロナの第二波が来るとすると、アイドルの姿も配信重視で変わっていかざるを得ないと思うんです。そういう場合、白キャンはどういうスタイルを目指しますか?

青木  その一個が今回のオンラインサロンなんですよね。オンラインサロンって、リアルイベントではないじゃないですか。でも、実はファンの人と一緒に作ってイメージを高めていくという施策でもあって。ライヴができなくなったときに、一緒に「どうしますか?」って考えられる環境空間作りをするという考えもあるんです。ライヴは、本当に僕らもファンの人も生がいい。ライヴ配信もやると思うんですけど、僕がお客さんだったら、ライヴ配信を毎週毎週やられても、だんだん見なくなると思うんです。やっぱり一番は、僕らがより深くしていくコンセプトに沿ったコンテンツをどんどん出していくこと。コンテンツ作りを本当にガチガチにして、それをたくさんの人に届けるっていうことに、よりフィーチャーしていくっていうのが僕の考えです。

2020年6月22日に開催されるオンラインワンマンライヴ「共に描く」のフライヤー画像。無観客で配信される本公演をもって、鈴木えまと麦田ひかるが卒業する(提供:真っ白なキャンバス)
2020年6月22日に開催されるオンラインワンマンライヴ「共に描く」のフライヤー画像。無観客で配信される本公演をもって、鈴木えまと麦田ひかるが卒業する(提供:真っ白なキャンバス)

白キャンは困難を乗り越え続けてきたグループ

――とはいえ、この記事が出る頃には、まだファンの皆さんは大きなショックを受けていると思うんです。どんなことを伝えたいですか?

橋本  辞めるのを発表したときとか、辞めちゃった日とか、すぐ「それでも白キャンを推すからね」って言えないじゃないですか。ファンの人が離れてしまったら寂しいけど、私たちが「いろ」というのは違うから、もし一回離れてしまったとしても、戻ってこれるようなグループに私たちがしたいなって思います。「戻りたいときにいつでも待ってるよ」っていうスタンスでいたいなと思います。難しいけど。

小野寺  そうですね……。推してた子が辞めた人は、グループを見るのもつらくなっちゃうかもしれないし、でも白キャンは残し続けるから、「また応援したい」と思ったら応援してくれたら嬉しいです。ひかるにもえまにも、「おのちゃんはがんばってね」って言われて……(涙を流す)。どっちも応援してくれてるから、ふたりの分もやりきりたいです。

青木  鈴木と麦田の卒業については、僕のマネジメント不足が引き起こしたことでもあるので、申し訳ないという謝罪の意思をファンの方に伝えたいです。オリジナル・メンバーとしてずっと一緒にやってきてくれたふたりが抜けてしまうことは、白キャンにとっては痛いことですけど、そういう困難を乗り越え続けてきたグループでもあると思うので、僕も乗り越えるように、今まで以上にバネをもっと強くして、いろんな施策をこの先も考えていきます。「メンバーも脱退して、つまらないグループだな」って思われないように、真っ白なキャンバスの活動が面白くかっこよく伝わっていくよう、より強く発信していくことが僕の務めだと思います。

――あと、やっぱりメンバーとはもうちょっと話したほうがいいんじゃないですかね。小野寺さんが泣きすぎて不思議な体勢になっていますし。

青木  それはごもっともです。

橋本  あはは。

メジャー・デビュー・シングル「桜色カメラロール」のリリース時に撮影された真っ白なキャンバスのアーティスト写真。結果的に現体制で最後のアーティスト写真となった(提供:真っ白なキャンバス)
メジャー・デビュー・シングル「桜色カメラロール」のリリース時に撮影された真っ白なキャンバスのアーティスト写真。結果的に現体制で最後のアーティスト写真となった(提供:真っ白なキャンバス)
音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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