硬くなったゴム部品の奇跡の復活:「廃油漬け」で柔軟性を取り戻すことができたぞ~!
こんにちは!DIY道楽テツです。今回は、長年経過してカチカチに硬化したゴム部品をどうにかして復活させる方法について話していきたいと思います。皆さんも経験あるかもしれませんね。古くなったバイクのゴム部品が硬くなって使い物にならない…。でも、あきらめるのはまだ早いですよ!実は、廃油を使ってゴム部品の柔軟性を取り戻す方法があるんです。どうですか、興味ありませんか?
●古いゴム部品はカチカチに硬化する宿命
ゴム部品は、時間と共に硬くなっていきます。新品と比較してみれば、その硬化ぶりは明らかです。これまでの常識では、一度硬化してしまったゴム部品はもう終わりとされていました。
特に、古いバイクのインシュレーター、ゴムホース、ガソリンホース、そしてマニホールド ・・・ バイクが古ければ古いほど、使い物にならなくなっているゴム部品は多岐に渡ります。
ボロボロにひび割れいてくれればまだあきらめがつくのですが、ただ単に硬化してしまっているせいで、キャブレターが取りつかないとかパイプが入らないとか、切なすぎる。
もうちょっとなのに、これがもう少し弾力性があれば部品として機能してくれるのに ・・・
なにせバイクが古いと純正部品も見つかりづらくなったりプレミア価格になったりしますが、それよりも廃盤品になってしまうとちょっと絶望的な状況となります。
●部品がないと死活問題。なんとか柔軟性を取り戻すことはできないだろうか?
・・・でね、
なんとかコレを復活させることはできないものかとあれこれ試行錯誤していたのですが、そんな中ある時「廃油につけてみ?」というアドバイスを受けて、実際に試してみることにしました。
30年前のバイクのエアクリーナーボックスです。
で、それにくっついているのはキャブレターに繋がるインシュレーター。新しいものと比べると艶もなければ見るからに表面が退色して劣化してるのが見て取れるのですがそれ以上に問題なのが柔軟性の劣化。ひび割れこそしてないものの、かなり硬化が進んでいます。
でも、あとほんのちょっと、少しだけ柔軟性を取り戻すことができればこのまま使うことができそうなのですよ。
●【挑戦】カチカチ硬化劣化ゴムの復活作戦
容器にインシュレーターを入れて、ちょうどオイル交換したのでその廃油を流し込み。時間はかかりそうですが、もしこれで柔軟性を取り戻せたらめっけもん。しっかり密封して、ガレージの横にて放置してみました。
じっくり待ってみました。その時間、じつに一か月!!
さぁ、引き揚げてみましょう。
ちょっとだけ期待しながら引き上げてみると・・・
お
おおっ!?
ドロドロになっちゃってないかい??
オイル?ゴム? いやいや、まるで海苔の佃煮のようなドロドロした液体がインシュレーターにまとわりついているではないですか。
付着してる? いや、溶けちゃった?? どっちも不正解。なんとも不可思議な状態になっていたので、こちとら予想外の展開に軽いパニックになっていたのでゴザイマス。
ウエスで廃油を拭って、洗剤で洗います。しっかり油分を落として洗浄したはずなのに、漬け込んだインシュレーター(古)はというと・・・
色が変わった!!
シリコンスプレーとか、クレ55-6とか、ゴムの保護スプレーを吹き付けたのとは根本的に違う。ナニカチガウのです。手触りからして別物に。
そう、誤解を恐れずに言うならば新品のインシュレーターにそっくり。ドキドキしながら潰してみると・・・
潰れた!「ふにゃっ」と潰れた~!
●まさかの復活
インシュレーターが見違えるほど柔軟性を取り戻し、実際にバイクに取り付けても問題なく機能しました。
新旧のインシュレーターを比較すると、柔軟性では遜色なく、もはや新品同様。これにより、廃盤になってしまった部品の代わりに、古い部品を再利用することが可能になります。これは、レストア作業において大きな発見であり、レストア好きな方々にとって希望の光となるかもしれません。
もし、皆さんも似たような問題に直面しているなら、この方法を試してみてはいかがでしょうか。ただし、忍耐が成功のカギとなりますので、気長に試してみてくださいね。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!