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【宮城県 松島町】暗闇に潜む2つの目!芝生で暮らしている働き者の存在とは? [浪打浜地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

地球には人間を含めて様々な生物が暮らしているが、その中にはネッシーやツチノコなどの謎の生物たちの生息も噂され、その種類は非常にバラエティに富んでいる。近年では「AIロボット」という生物の類には属さないニュータイプが登場(※AIは人工知能を持つ機械の意味)。そのロボットたちを含めると、改めて地球に存在するものの多様性には驚くものがある。
そのAIロボットだが、宮城県松島町の浪打浜地区にある「松島海岸グリーン広場」に、まるでマイホームを構えて生活をしているような、働き者のロボットたちがいるのだ。早速、ご紹介していこう!

上記写真「赤丸」の囲みの中にいるのが、実は小さな車型のAIロボット。松島海岸グリーン広場の広い敷地内には、タイル状の道と豊富な芝生のエリアがあり、これらの小さなロボットたちはその芝刈り業務を担当しているのだ。

近づいてみると、敷地内でせっせと勤務中のロボットは約3台(※筆者が見逃している可能性もあるので「約」を付けています)。それぞれが自分の業務エリアをゆっくりと走行し、華麗なターンをしながら静かに進んでいく。まるで『無駄口を叩かないで仕事しなさい!』と言われてきたかのように、音がとっても静かでスムーズ!芝刈りというと『チュイーン、ブイーン』という、あの独特な音がつきまとうものだが、このAIロボットたちは上品な雰囲気をまとっている。

▲ エメラルドグリーン色のお洒落なロボット「グリーン・ロボ」(筆者が勝手に呼んでいる名前です)
▲ エメラルドグリーン色のお洒落なロボット「グリーン・ロボ」(筆者が勝手に呼んでいる名前です)

筆者がその風景を眺めていると、1体のグリーン・ロボがご挨拶にやってきた。クククッと足元付近まで近づいて、何かを感知したのかグイッとそっぽを向いて去ってしまった(筆者は障害物なのだ)。車体はラッピングカー仕様(※絵柄がデザインされた車)で、グリーン・ロボは松島キャンペーンレディ「松島 名月(まつしま なづき)」のデザイン。

▲ 白色のお洒落なロボット「ホワイト・ロボ」(筆者が勝手に呼んでいる名前です)
▲ 白色のお洒落なロボット「ホワイト・ロボ」(筆者が勝手に呼んでいる名前です)

そしてホワイト・ロボには、仙台・宮城観光PRキャラクターの「むすび丸」の姿!
それぞれの車体デザインの違いにちょっと楽しさを感じながら、さらによく見つめてみると『お仕事中だから触らないでね!』という粋な注意書きを発見。確かに、芝生で仕事中にもかかわらず、'やんちゃなお友達'が上に乗ったり、持ち上げたりされたらロボットたちは辛いはずだ。大人も含めてお子さまを連れて遊びに行った際には、ロボットたちの業務の邪魔はしないようにしよう!

そして、働き者のロボたちは勤務時間が終わりに近づくと、それぞれのマイホームへと帰宅する。モダンシックな黒を基調とした一戸建で、その住まいはどうやら快適な様子で・・・

自宅内にすっぽりと車体が入った状態は、なんだか居心地が良さそうな表情!(ちょっと離れてみると、暗闇でヘッドライト部分が野生動物のようにも見えるが・・)
ミニチュアハウスのような愛らしい自宅を持っているロボットたちは、今後「松島海岸グリーン広場」の小さな観光ロボになる日が来るかも?しれない。さあ、みんなで仕事中のロボットたちを見に行ってみよう!

名称:松島海岸グリーン広場(芝刈りロボット)
住所:宮城県宮城郡松島町松島浪打浜10-3

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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