【葛飾区】冬の花咲く水元公園。可憐な色や芳香を、穏やかな水景色とともに楽しむ
大寒に入り寒さが身にしみる今日この頃。葛飾区が誇る水元公園は、静かな季節を迎えています。
そんな中でも、園内のあちこちでは冬の花が美しい姿を見せています。散策しながら豊かな水景色とともに眺めたい、いま花を楽しめる場所を並べてみました。
「噴水広場」のあるメインゲートから園内に入ると、水をたたえた小合溜の畔に、水元公園のシンボルの銅像「花吹雪」(北村西望作)が立っています。
躍動感あふれる像のまわりの地面は、現在カラフルなビオラやキンギョソウが咲き乱れています。
小合溜の水を背景に咲く花々は、寒風の中でも見る人の心を和ませてくれます。
ここを起点に散策やジョギングを始める際の、励みになりますね。
水元大橋を渡ると、小合溜に沿って、随所でニホンズイセンが咲いています。
はなしょうぶ園では外縁の杭に沿って白い花が咲き揃っており、青い水景との対比が印象的です。
ニホンズイセンには爽やかで上品な芳香があります。
小合溜沿いをさらに南東に向かって進むと、ニホンズイセンが群生するエリアが続きます。そちらではより近くで、スイセンの色形や香りを楽しめます。
香りを楽しめる花といえば、噴水広場の売店の近くに立つロウバイの木にも注目です。
木に近付くにつれて、甘くフルーティーな香りが漂ってきます。
半透明な黄色い花もひとつひとつが可憐で、冬の青空と小合溜の水の色に映えています。
いつまでも眺めながら嗅ぎ続けたいような、風情のある木です。
雄大な水郷景観や天を突くようなメタセコイアの森が有名な水元公園ですが、そんな中で咲く園内の花々に、健気さを感じます。元気をもらえますよ!
寒風の中で心を温めてくれるような冬の花々。水元公園に足を運んで、その姿を見つけてみてくださいね。防寒対策をお忘れなく!
名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
アクセス: JR常磐線・東京メトロ千代田線 金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html