イスラエル、ホロコースト生存者の証言や独立宣言などを「タイムカプセル」として月面へ
イスラエルの非営利団体SpaceILと航空産業大手のIsrael Aerospace Industries(IAI)は無人宇宙船「Beresheet」の開発を行っている。「Beresheet」とはヘブライ語で創世記を意味している。この無人宇宙船は、数カ月以内に米国フロリダ州から打ち上げられる予定。米国、ロシア、中国に次いで4番目の月面着陸になる予定。
そして、この無人宇宙船「Beresheet」には、イスラエルの独立宣言や、第2次大戦時のナチスドイツによるユダヤ人殺害(いわゆるホロコースト)の生存者の証言集、旧約聖書、イスラエルの国旗、国歌、子供たちの絵などがタイムカプセルとしてデジタル化され3枚のディスクに記録して搭載される。
SpaceILのJonathan Winetraub氏は「この宇宙船が月に行って、いつの日かタイムカプセルで、歴史的な情報を見つけて、イスラエルやユダヤ人の歴史をもっと学びたいと思ってもらえる可能性が高い。とても感動的な瞬間だ」とコメント。