「油がドロドロする」←「捨てるべき?」料理人の回答に…『早く知りたかった!』
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんはお家で「揚げ物」作りますか?「唐揚げ」や「天ぷら」などをご家庭で作る際に必要になるのが「揚げ油」。
皆さんは、揚げ油を何回使って捨てていますか?油の価格が年々上がっているため、中には油が真っ黒になるまで使い続ける人もいるかもしれません。しかし、こんな噂を聞いたことありませんか?
「酸化した油」は体に悪い!
これは果たして本当なのか?結論から言うと…「本当です!」
酸化した油は摂取しすぎてしまうと…健康を損ねる可能性も出てきます。しかし、皆さんはこう思うでしょう『酸化した油の見分け方は?』『何回使ったら、捨てるべきなの?』など。今回は私(料理人)がこのような疑問たちにお答えします。お家でよく揚げ物をする方にとっては貴重な内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 酸化した油の見分け方
- 揚げ油は何回まで使える?
- 酸化した油の復活方法
- まとめ
酸化した油の見分け方
そもそも、『酸化した油の見分け方が分かりません!』そんな方が多いのではないでしょうか?酸化した油には3つの特徴があります。
①色が濃くなる
→透明な油が最初は明るい色をしていますが、時間が経つにつれて酸化し、色が濃くなっていきます。油が黒っぽく、濃くなると、揚げた食材も黒くなりやすくなり、料理の仕上がりにも影響します。鍋の底が見えないほどに油が黒くなったら、交換する方が良いでしょう。
②煙が出る
→酸化した油は180度(低温)くらいで煙が出るようになります。ちなみに…新鮮な油は230度まで煙が出ません。
③ドロドロする
→新鮮な油は加熱をするとサラサラしますが、酸化した油はドロドロと粘度が高くなります。
揚げ油は何回まで使える?
結論から言うと…使用目的によって多少異なります。どうしても目安が欲しい方の為に用意しました↓
【目安】
再利用は多くても3回まで!
「野菜の素揚げ」などでしたら、5回ぐらいまで大丈夫なのですが、「唐揚げ」や「天ぷら」などの油を汚す料理は3回までと覚えておくと良いでしょう!
酸化した油の復活方法
ネットで「酸化した油」について調べていると、「復活方法」を紹介している人がいますが、それは無意味です。油の色が多少綺麗になっても、酸化した油自体が元に戻ることはありません!
まとめ
- 酸化した油は健康に悪影響を与える可能性がある。
- 酸化した油の見分け方は、色、煙の、粘度の変化で判断する。
- 揚げ物の油は最大でも3回まで再利用可能。特に「唐揚げ」や「天ぷら」は3回まで。
- 酸化した油を復活させる方法は無意味であり、油の酸化は元に戻らない。
【もっと学びたい人】
「にんじん上部・下部の使い分け」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!