【津市】自家製酵母愛にあふれたパン屋「あん堂」|四季のとっておきの美味しさを召し上がれ!
家庭菜園で育てた果実、花、ハーブから起こす、自家製酵母のパンやお菓子を販売している「あん堂」を紹介します。
お店の外観
「あん堂」は2021年12月にオープン、結城神社からほど近い住宅街の中にあります。通り過ぎてしまいそうになったのですが、黒い平家住宅が目印です。お店の黒板が左に出ています。
レトロなタイルに組み込まれた看板の奥に、木目が美しいドアが現れます。こちらがお店の入口です。
店内の様子
白と焦茶のナチュラルな色目の店内に、パンがトレーに入って並んでいます。
パンの形が個性的で、惹きつけられました。
「アップルパイ」は、りんごの形のフォルムに種のような穴が6つ開いています。
甘いパンだけでなく、惣菜パンも充実しています。カレーパンには2種類の形があります。この夏おすすめは、ココナッツ入りのカレーが入った四角いカレーパン。
POPに書かれた具材の説明は、どれも食欲をそそるものばかり。夏限定「とうもろこしのメロンパン」は、焼きとうもろこしの香ばしい色目までパンで表現!
店内奥には、冷蔵ケースに入った季節のフルーツたっぷりの商品もあります。「フルーツは季節によって変わるので、ぜひ今しかない味わいを楽しんでほしい」と話す店主。乗っているフルーツの大きさが、とっても贅沢です。
店内右側には食パン、クロワッサン、カンパーニュが並んでいました。
こちらはオーツミルクと酒粕入りで、ほんのりチーズのような味がする、ふわもち食感の生フランス食パン。これだけを買いに来るお客さんもいるとか。
「あん堂」の酵母のこだわりがスゴイ!
店内には、今日のパンの酵母の一覧が貼ってあります。「あん堂」の店主安藤さんは、家庭菜園の植物からいろんな酵母作りをしてきました。
きっかけは、安藤さんが子育てをしていた時のこと。パンを買ってきても育ち盛りの3人のお子さんたちがすぐに平らげてしまい、パンを買いに走る日々から、それだったら自分で作ろうとパン作りを独学で始めたそうです。
パンの酵母の一覧の横には、発酵中の自家製酵母がずらりと並びます。キンモクセイやりんご、いちご、レーズンなど。意外な材料だと、カカオパウダーからも酵母が起こせるのです。
”天然酵母”と聞くと、パンがうまく膨らまない、コントロールが難しいという印象があります。失敗した酵母もあるのか聞いてみると、安藤さんの場合、失敗はほとんど無いと言います。
気になったパンを購入
「ごパン 肉みそ(中華風)」270円
米粉を使ったもっちりとした生地に、ひき肉と玉ねぎの肉みそ入りで、海苔がアクセント。まるでおにぎりのような、三角のビジュアルがかわいい。焼印は、お店のマークにも使われている”鯛”。店主が釣り好きなので、鯛なのだそうです。写真では見づらいのですが、ぜひ店頭でチェックしてみてください。
「とうもろこしのメロンパン」237円
何といっても焼きとうもろこしのような焼き目が魅力的!皮はサクサクとして、しっかりコーンの甘味を感じました。
中にはチーズクリームと北海道産コーンがぎっしり。チーズクリームはサラッとした舌触りで、夏でも食べやすいです。冷やして食べても美味しいと思います。
「カップシフォン(マンゴー)」 280円
トップにもマンゴーがちょこんと乗り、生地にもマンゴーペーストが練り込まれ、中にもマンゴークリームが入った、マンゴーづくしの夏らしいシフォンです。ベーキングパウダーではなく天然酵母で膨らませたシフォンです。ケーキ好きの方は、ぜひベーキングパウダーと天然酵母の違いがどんなものなのかを味わってみてください。
「食パン」410円、「クロワッサン」194円
食パンは、お店の焼印入り。香ばしい焼き色に、食感はふんわり、サクっと軽いので食べやすく、朝から2枚位簡単に食べきれそうでした。クロワッサンは、外はサクッと、中はもっちりとした食感です。
季節の酵母や美味しそうなパンから目が離せない!
この夏は、トマトやミントの酵母を使ったパンを作りたいと意気込む安藤さん。訪れた際には、発酵中の酵母も覗いてみてください。季節のフルーツを贅沢に使ったパンやお菓子も、売り切れる前にぜひどうぞ。
お店の情報
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あん堂
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ホームページ
https://an-dou.com
※オンラインショップは現在休止中
instagram
https://www.instagram.com/andou.123
住所
三重県津市藤方2486番地(安藤建設となり)
電話番号
059-228-9716
営業日
木金土 10時〜
売り切れ次第終了
駐車場
店舗前に有
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