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知られざるソン・フンミンと日本との「縁」トッテナム対ヴィッセル神戸の「国立対決」が必見な理由

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
ソン・フンミン(写真:ロイター/アフロ)

ソン・フンミンら擁するプレミアリーグの強豪トッテナムが、“日本サッカーの聖地”国立で昨季J1王者・ヴィッセル神戸と激突する。

本日(7月27日)、国立競技場では「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo」のヴィッセル神戸対トッテナムが開催される。試合は19時キックオフを予定している。

日本と韓国を回るアジアツアーの一環として、1991年以来33年ぶりに来日するトッテナム。

神戸戦後は韓国に渡り、31日にチームKリーグ、8月3日にバイエルン・ミュンヘンと対戦する。ちなみに、チームKリーグ戦はTWICE、バイエルン戦はNewJeansと、人気ガールズグループがハーフタイムショーに出演することでも注目を集めている。

(参考記事:TWICE、トッテナム対チームKリーグのハーフタイムショー登場へ!日本スタジアム公演直後の出演に

22日に発表された今回のツアー参加メンバーには、ブラジル代表FWリシャルリソンやイングランド代表MFジェームズ・マディソンなど主力も選ばれており、彼らのプレーを間近で見られる貴重な機会になることは間違いない。

知られざるソン・フンミンと日本との「縁」

何より、トッテナムで特に注目すべき選手は韓国代表FWソン・フンミンだろう。

韓国サッカーが誇るスター選手であり、代表ではエースとしてキャプテンマークを巻く絶対的存在。トッテナムでも昨季から新たにキャプテンを務めており、プレミアリーグでは通算303試合120ゴール62アシストを記録し、2021-2022シーズンにはアジア人史上初の得点王にも輝いている。

ちなみに、ソン・フンミンは過去に来日経験があり、U-16韓国代表で2008年に福岡で開催された「サニックス杯国際ユースサッカー大会」、U-17代表で2009年に仙台で開催された「仙台カップ国際ユースサッカー大会」などに出場している。

ただ、プロデビュー以降では今回が初の来日となるだけに、日本でも高い人気を誇る“韓国の英雄”が国立の舞台に立つ姿も注目したい。

また、試合前のオープニングショーには、日韓合同オーディション番組『Nizi Project』シーズン2 から誕生した“NiziUの弟”こと7人組ボーイズグループNEXZ(ネクスジ)が登場。

日常の水分補給飲料アクエリアスのCMソングとして起用されている『Keep on Moving』を含む2曲のパフォーマンスを披露し、ビッグマッチをさらに大きく盛り上げる予定だ。

なお、トッテナムのアジアツアーは、韓国での2試合はいずれもチケットが即完売を記録したが、神戸戦はまだ多少在庫が残っているだけに、現地観戦のチャンスはある。

好ゲームが期待される神戸対トッテナムの一戦。多くのサッカーファンにとって見逃せない一戦となりそうだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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