涼しい奥日光でアフタヌーンティー「ザ・リッツ・カールトン日光」天然氷のかき氷も初登場
「ザ・リッツ・カールトン日光」夏のアフタヌーンティー<奥日光サマーエクスペリエンス>が大評判! 栃木の旬の逸品食材を使った魅惑のアフタヌーンティーに、今年は何と「四代目徳次郎」天然氷のかき氷も初登場!フレッシュな夏いちご「なつおとめ」を使ったかき氷のソースやいちごショートケーキは、“いちご王国とちぎ” ならではの贅沢な旬の味わい。また、日光の自然に溶け込むフォトジェニックなセイボリーにも心躍ります。夏でも涼しい奥日光、天上の別天地で楽しむ、極上「ヌン活」を詳しくご紹介します。
夏のアフタヌーンティー「奥日光サマーエクスペリエンス」かき氷も初登場!
栃木の逸品食材の味を五感で堪能できる「ザ・リッツ・カールトン日光」のアフタヌーンティー。2022年夏メニューに、なんと「四代目徳次郎 日光天然の氷 かき氷」が登場しました。倒れそうな暑さの下界を離れ、涼しい奥日光で楽しむアフタヌーンティーの美味しい時間は至福の時!早坂心吾総料理長、野口ゆきえペストリーシェフのお話も伺いながら、新メニューの魅力をレポします。
夏でも涼しい奥日光はテラス席もオススメ!
ラグジュアリーなホテルでありながら、心に響く温かなおもてなしが大評判の「ザ・リッツ・カールトン日光」。アフタヌーンティーのみの予約でも、一組一組ていねいにお出迎えし、席へと案内してくれます。
アフタヌーンティーは「ザ・ロビーラウンジ」でのメニュー。中禅寺湖と緑の庭園を目の前に臨む、開放的でゴージャスな空間です。
夏は何といっても、奥日光の自然と一体になれるテラス席が人気。ちなみに本日2022年6月25日は、筆者が住む宇都宮では最高気温が37.6度でしたが、奥日光の最高気温は28度。もう帰りたくなくなります(笑)。屋外のテラス席をお望みの時は、人気の席なので早めに予約を。
ロビーの一角では、鉄釜でお茶を入れており、芳醇な香りに包まれます。日光は名水の里。日光山系が育んだ清らかな水で淹れるお茶の美味しさも、このホテルのアフタヌーンティーの大きな魅力のひとつです。
私たちが案内されたのは、ザ・ロビーラウンジに続く、ザ・ライブラリーの窓際の席。
まずはスタッフの方からのご挨拶があり、ウェルカムティーが運ばれてきました。スタッフの方々の素敵な笑顔と、立ち振る舞いの美しさも、またステキです。
ホテルの内装には木がふんだんに使われており、屋内にいながらも、奥日光の自然に包まれているよう。爽やかな味わいのウェルカムティーに、ほっと心が解き放たれていきます。
かき氷は、どのタイミングで出てくるのか、興味津々だったのですが、ウェルカムティーの次に運ばれてきました。栃木県産のヨーグルトを使ったエスプーマと、なつおとめのいちごシロップが、「四代目徳次郎」の天然氷のかき氷を華やかに彩ります。
天然氷作りは、自然の気象に大きく左右され、大変な労力を伴うため、現在、全国で5か所しか氷室がありません。そのうち3つの氷室が日光市にあり「ザ・リッツ・カールトン日光」で使っているのは、その中の「四代目徳次郎」の天然氷です。天然氷の切り出しには、天然氷を使うお店の人たちやボランティアの方々が、切り出しを手伝いに集まります。
2022年の切り出しには、ザ・リッツ・カールトン日光からも、早坂心吾総料理長と野口ゆきえペストリーシェフが、切り出しボランティアに参加しました。天然氷の氷かき氷は、かき氷マシンの刃や削り方によっても、そのフワフワ度や、口当たりに大きな違いが出ます。早坂総料理長と野口シェフは、四代目徳次郎さんから、直接、削り方の講習も受けたとのこと。
ザ・リッツ・カールトン日光のかき氷は、ヨーグルトのエスプーマの上に、栃木県産「なつおとめ」を使ったいちごソースをかけていただきます。ヨーグルトのエスプーマだけで、いちごソースも加えて・・・と、味のバリエーションも楽しめます。
もう、ふわっふわで、まるで羽のよう。口に入れた途端にフワっと広がって溶けるので、頭がキーンと痛くなることもない、優しいかき氷です。
かき氷が食べ終わると、茶葉が運ばれてきました。
本日のお茶のリストを見ながら、選びます。
お茶は普通蒸煎茶、微発酵させた微萎凋煎茶、紅茶2種、ブレンド茶2種のラインナップです。同行者は今話題の微萎凋煎茶、私は青紫蘇と酢橘がブレンドされた釜炒り茶をチョイス。
ブレンド茶/釜炒り茶は、青紫蘇と酢橘の香りがとても爽やか。スイーツの合間にひと口飲むと、軽やかな酸味と深みのある苦みが、味覚をリセットして、次のスイーツの魅力を際立たせてくれました。
選んだお茶は、一つの茶葉で3煎目まで淹れてくれます。1煎目、2煎目、3煎目の、味わいの違いを楽しんでくださいね。
次にスコーンが運ばれてきました。スコーンはプレーンとオレンジパッションの2種で、サクッとした軽やかさを持ちながら、決してパサパサしない優しい口当たり。リッチな味わいのクロテッドクリームと、いちごのフレッシュな美味しさを詰め込んだジャムでいただきます。
そしていよいよスタンドが真の前に! なんて美しい彩りでしょう。まるで真っ白なキャンバスに描かれた絵画のよう。トロピカルフルーツの鮮やかな黄色に、ワクワクしちゃいます。
こちらは2022年夏のアフタヌーンティー「奥日光サマーエクスぺリエンス」のメニュー。アフタヌーンティーに天然氷のかき氷が登場するのは、もしや日本初ではないでしょうか。
「奥日光サマーエクスペリエンス」下段には、早坂総料理長によるセイボリー、冷製スープ、アランチーニ、タルトレット、サンドイッチの4種が並びます。 奥日光の爽やかな緑と、愛らしい高原の花が、脳裏に広がり、なんだかもう、見ただけで幸福感に包まれてしまいました。
中段と上段は、野口ペストリーシェフによるスイーツ。中段は高級感あふれる抹茶オペラ、コンポート、タルトレットの3種。
スタンド上段にならぶのは、ムース、ショートケーキ、シュークリームの3種。夏の喜びをキラキラと放つ、色鮮やかな愛らしいスイーツたちです。
早坂総料理長は、ザ・リッツ・カールトン日光のオープン前の準備段階から、栃木の逸品素材を求めて生産者を訪ね歩きました。そうして選ばれた逸品素材は、野菜、果物、肉、魚、ハーブから調味料や酒に至るまで、多岐にわたります。そして、その素材の魅力を最大限に引き出す、早坂総料理長の技とセンスが光るセイボリー4種は、まさに珠玉の美しさと味!
こちらは「とうもろこしの冷製スープとフォアグラのフラン」。
実は、今回のセイボリーは4種中3種に、筆者の苦手なフォアグラ・魚介類がバッチリ入っています。しかし、前回の早坂総料理長のセイボリーで、ブルーオマールを使ったコロッケを、美味しい!と思って食べることができたので、今回も恐る恐る挑戦。
フォアグラのフランは、以前、別のところで食べて、やはりフォアグラの脂っこさと食感がNGで残してしまったのですが、このフォアグラのフランは美味しく食べることができました。まるで魔法をかけられたよう。 なんで~!どうして~!と叫びたかった私(笑)。
運ばれてきたとたん、思わず笑顔になってしまったのが、このキュートな「海老とトマトのアランチーニ」。まるで葉っぱの帽子をかぶっているような可愛いフォルムに心奪われました!葉っぱは、ポテトとバジルでできていて、可愛いだけでなく美味しい! アランチーニには、日光の隠れた逸品「滋養米」が使われています。
こちらの海老も、苦手なにおいを感じることなく美味しく食べられました。本当に不思議!
日光市産「滋養米」とは
日光市塩野室の米作りの名人田代さんが、20年以上も前から農薬や化学肥料を使わずに作っている自然農法のお米。堆肥は完熟牛糞堆肥と米ぬか(または大豆かくず米)を、水は日光山系が育む大谷川と鬼怒川の水をひいて使用。水口に木炭を置いて浄化している。
こちらは日光が誇るブランド魚・大滝日光山女リエットと、その卵「黄金いくら」をサワークリームを使って仕上げたタルトレット。
いくらは魚介類の中でも、もう、全然ダメな筆者。これはさすがに無理かなあ…と内心思っていました。しかし!なんと食べられてしまいました。筆者にとってはもう、魔法レベルです。あの、いくら独特のクサミが感じないのです。そしてプッチンと弾ける食感が楽しくて!
タルトレットの下には緑の葉が描かれており、まるで奥日光をハイキングしていて出会う小さな花のよう。タルトレットの美&美味に、喜びをいっぱいいただきました!
大滝日光山女・黄金いくらとは
関東で最も寒いと言われる日光の秘境・土呂部・大滝で、原生林から流れる清流を引き込んだ水で、一尾一尾丁寧に、天然に近い形で生産している。大滝日光山女の産む卵は黄金の色をしており臭みがなくハリがあり、プチプチした食感も魅力。
ケーキスタンド中段には気品あふれる3種のスイーツ。まずは、こちらの「抹茶オペラ 」。「オペラ」はフランスを代表するチョコレートケーキ。バタークリームやガナッシュを何層にも重ねて作ります。
緑の抹茶クリームの中にひときわ美しい輝きを放つのは「ヴァローナチョコレート“カライヴ」。口の中で広がる抹茶の苦みと奥深い香りの中に、甘く薫り立つカライヴ。高貴なまでの美しさと、甘い喜び、ほろ苦い深みを、じんわりと楽しみました。
ヴァローナ、カライヴとは
ヴァローナは1922年フランスで創業した、世界トップクラスのチョコレートメーカー。カカオ66%の「カライヴ」は中でも薫りが素晴らしく、世界中のシェフから高い支持を得ているチョコレート。
写真手前のスイーツは「栃木県産パッションフルーツのタルトレット メレンゲ」。パンチのきいた南国フルーツ「パッションフルーツ」の酸味と、優しくやわらかな純白のメレンゲ、そして、ザ・リッツ・カールトン日光のロゴ入りホワイトチョコレートが、華やかな味覚の競演を繰り広げます。
後ろにあるスイーツは「栃木県産ヨーグルトクリーム パイナップルコンポート」。ミルキーなヨーグルトクリームの上で、ライムでマリネしたパイナップルとライムジュレが、まるで宝石のようにキラキラと輝きます。甘酸っぱいラズベリーチョコが、また、すてきなアクセント!
ケーキスタンド上段には、キュートで元気なスイーツが3種が並びます。
こちらの写真は「ピスタチオシュークリーム 栃木県産いちご餡。」ピスタチオ味のカスタードがシュークリームの中に入っています。
シュークリームの上のピンククリームは、日光産とちおとめを使った日光市「黒須製餡所」
のいちご餡に、生クリームを合わせたもの。とても爽やかな香りの餡でした。
写真手前は「栃木県産パッションフルーツとマンゴーのムース」。ぷるっぷるのマンゴームースの中にはパッションフルーツのジュレが入っています。ムースの上にはシャインマスカットとビオラの花!
写真奥は「なつおとめと日光御養卵のショートケーキ」。なつおとめは那須塩原市の「菊池いちご園」や奥日光の「Mt.Berry 奥日光」。または宇都宮市の「ロックベリー」のなつおとめを使ってます。
「なつおとめ」は、夏いちごとは思えないほど、酸味と甘みのバランスの良い美味しい、“いちご王国とちぎ” が誇る夏いちご。その「なつおとめ」を、奥日光戦場ヶ原の「Mt.Berry 奥日光」で食べたことが、野口ペストリーシェフが日光に来ようと思ったきっかけになったそうです。
他県ではケーキに使う夏のいちごは輸入いちごがほとんど。しかし栃木県には夏こそ旬の美味しいいちご「なつおとめ」があり、夏でも瑞々しく味も良いフレッシュないちごを使ったスイーツを作れる!その思いが、野口ペストリーシェフを、ザ・リッツ・カールトン日光へと導いたのです。
+パフェのメニューも!
また、ザ・リッツ・カールトン日光では、季節のパフェをアフタヌーンティーにプラスできる「贅沢プラン」もあるんです!
こちらの写真は友人 tetsuka氏が食べてきた、贅沢プランの季節のパフェ「栃木県産 パッションフルーツとヨーグルトのパフェ パイナップルのマリネ ココナッツ マンゴーソルベ」
マンゴーがびっくりするほどたくさん入っている、ゴージャスで美味しいパフェだったそうです。私はアフタヌーンティーだけでお腹がいっぱいになってしまいそうなので、パフェはつけなかったのですが、この写真を見て大きく後悔。 これは絶対リベンジします!
毎日逃げ出したくなるような暑さが続きますが、逃げ出すなら奥日光がおすすめ!
爽やかな気候の中で、奥日光の壮大な自然を愛で眺めながら、「ザ・リッツ・カールトン日光」で珠玉のアフタヌーンティーを楽しむひと時は、極上の時間と思い出を紡いでくれるでしょう。
ザ・リッツ・カールトン日光「ザ・ロビーラウンジ」
住所:栃木県日光市中宮祠2482番地
電話:0288-25-6666(お問い合わせ・予約)
アフタヌーンティー予約可能時間:12:00 ~ 17:00(16:00 ラストオーダー)
ザ・リッツ・カールトン日光公式サイト:リンクはこちら
ザ・リッツ・カールトン日光「ザ・ロビーラウンジ」(アフタヌーンティー):リンクはこちら
撮影協力:ザ・リッツ・カールトン日光