【HSP必見!】人間関係に悩む理由と対処の3つのコツ
こんにちは、精神科医のしょうです!
私は普段、インスタやvoicyにてHSP気質に関する発信を行なっています。
突然ですが、こんなお悩みを抱えていませんか?
「友達や家族のことは好きだけど長時間一緒にいると疲れてしまう」
「距離感がうまく掴めなくてしんどい時間を過ごしてしまう」
気を遣いすぎて一人の時間が欲しいと思う反面、人付き合いがうまくいかず、
「一人ぼっちになったり仲間外れにされてしまうのではないか」
などの悩みが尽きないHSPさんはたくさんいらっしゃると思います。
HSPさんの人間関係がうまくいかないのには理由があります。
今回は、その理由や避けるべき人の特徴、良好な人間関係を築くコツを紹介していきます。
人間関係がうまくいかない理由
人の目や意見を気にしてしまう
HSPさんは些細なやり取りの中でも感情の機微を敏感に感じてしまうので、いつもと違う様子の友達を前にすると「何だか避けられてる気がする」とネガティブに考えます。
どう思われているのかを気にして嫌われないように努めようとするので、あちこちにいい顔をして八方美人に捉えられてしまうこともあります。
相手の心理を過剰に読もうとして、臆病になってしまうことも原因として挙げられます。
自分の意見をうまく伝えられない
相手の会話に押されて自分の言いたいことをうまく伝えられなかった経験はありませんか?
HSPさんはじっくりと思考することが得意なため、ちょっとした会話でも相手の発言の意図をよく考える傾向があります。
そうしたことから、テンポやノリのいい会話についていくことが出来ず、置いてけぼりになってしまいます。
精神的に余裕がない
人と関わり続けることは日常生活上、避けられないことであり、どうしてもストレスが溜まってしまいますよね。
プライベートな悩みや仕事の悩みなどを抱えていると心のキャパシティを超えてしまい、人間関係に割ける余裕がなくなってしまいます。
特にHSPさんはさまざまな刺激からストレスを受けやすいので、家庭や職場での人間関係でメンタルを崩してしまう人が多いです。
HSPさんが避けるべき人の特徴は?
HSPさんは、性格が合わない相手に対しても無理に仲良くしようとする傾向があります。
しかし、そうした行動は自ら人間関係の悩みを増幅させる原因になります。
HSPさんが避けるべき人の特徴を紹介するので、参考に読んでみて下さいね。
気分の浮き沈みが激しい人
「朝は機嫌が良かったのに、いつのまにか不機嫌になっている」
そんな感情の起伏が激しい人が周りにいたら要注意です。
うまく受け流すことができればいいのですが、感受性が強く何でも間に受けてしまう性質のHSPさんは気分屋の人に都合よく振り回されてしまいます。
また、HSPさんはその場の空気に共感してしまう一面があるので、気分の波が激しい人から標的になりやすいです。
愚痴や悪口を言う人
HSPさんは普段からとても高感度のアンテナを心に張り巡らせています。
相手の些細な言動に敏感に心が揺れ動いてしまうので、愚痴や悪口、無神経なことを言う人が周りにいるとまるで自分のことのように胸が苦しくなってしまいます。
非常に高い共感力を持っていることから、NOとは言えずに気づけば悪口に付き合うことになってしまうのです。
自分の話ばかりで自己主張が強い人
楽しく会話していたはずなのに、いつの間にか相手中心の会話になっている。
そんな状況になったことはありませんか?
人と比較して落ち込みやすいHSPさんは、自慢話やマウントばかり取ってくる相手にひどく疲弊してしまいます。
相手の意見を優先する傾向があるので、徐々に一緒に過ごす時間が苦痛に感じるようになってしまいます。
良好な人間関係を築く3つのコツ
良好な人間関係とは、「ストレスなく付き合える、無理のない人との関わり」だと考えられます。
ここでは、良好な人間関係を築くコツを具体的に紹介していきます。
相手からの評価を気にしない
周囲から嫌われないように行動してしまうHSPさんは、知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまいがち。
他人からどう思われているか、どう評価されているのかを気にしてしまい憂鬱になってしまうのです。
円満な人間関係を築くためには、素の自分でいられることが重要になってきます。
「万人に好かれることは誰にとっても難しい」ということを心に留めて、うまくいかなかった関係に対しては悲観的にならず、「この人とは相性が合わなかったんだな」程度に考えましょう。
都合がつかない時はNOと言ってみよう
人から頼まれごとや誘いを受けると断れないHSPさんが多くいらっしゃると思います。
しかし、断りきれずに約束してしまうと後からモヤモヤして自己嫌悪に陥ってしまいます。
断ると嫌われそうで怖いというHSPさんは、「穏便に断る練習」をすることから始めてみましょう。
強い言葉で断るのではなく、「ごめんなさい、その日は予定があるからできません」と柔らかく、笑顔で伝えてみることが大事です。
メールでは、絵文字や顔文字で柔らかい雰囲気を出しながらとはっきりとNOと捉えられる文章を添えましょう。
人によって付き合い方を変えてみる
対人関係を良くする方法といっても、人それぞれ性格があるので実践してみてもうまくいかない時がありますよね。
そんな時は人によって付き合い方を変えてみましょう。
たとえば、「前に一緒に過ごした時、こんなことされて嫌だったな」など、友達によって状況が違うはず。
嫌だった状況や会話の流れを紙に書き出してみることで、極力避けることができます。
HSPさんの家族との付き合い方
これまで良好な対人関係を築くためのコツを紹介してきましたが、HSPさんの家族との付き合い方についてもお話しますね。
理解は得られないものだと最初から思っておく
必ずしも自分の家族がHSPさんの性質を理解してくれるとは限りません。
しかし、「自分はこういうことが苦手で、こういうことをされると傷ついてしまう」ということを少しずつ家族に伝えてみることが大事です。
これが「私の性格だから」とはっきり言い切ってしまえば、徐々にそういうものなんだと家族にも浸透していきます。
ただ、過度に期待するのはやめておきましょう。
たとえ親兄弟でも、理解できないと思うことはお互いにあるはず。
一線を引いて一定の距離を保つことで自分の心を守ることが出来ます。
自分だけの空間や時間を作る
干渉されたり、家族への気遣いでも疲れてしまうのがHSPさんの特徴。
そんなHSPさんは、「自分だけの落ち着く空間を作る」ことを意識してみましょう。
家族といっても、自分とは違う人間であることには違いありません。
自分の心の状態を正直に打ち明けて、部屋で好きなことをして過ごしたり、気分転換に静かになれる場所に出かけるのもいいでしょう。
物理的に距離を取ることで、心が落ち着いて家族と接する余裕も出てきます。
まとめ
HSPさんは、人の気持ちを読み取ることがうまく周りをよく観察しているのでいち早く状況を把握することができます。
他の人では見落としてしまうような出来事でも気づくことができ、その人の気持ちになって考えることができるため、HSPさんは優しい心を持つ人が多いです。
実は、相手の気持ちに敏感な方がコミュニケーションはうまくいくのです。
自分の繊細な部分を活かしながら、できる範囲で人と関わっていきましょう。
この記事が人間関係に悩んでいるHSPさんの参考になれば幸いです。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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