【長野県東御市】雪が降ったので行ってみた 外国の景色と戦国時代が同居する山里でプチハイク
寒い季節もあっという間に過ぎ、春らしくなってきました。
連休に降った雪もすぐにとけてしまうことでしょう。
終わるとなるとさみしいものです。
去るものは追いかけたい..。
というわけで、白くなった里山で冬の終わりをたのしんできました。
上信越自動車道 東部湯の丸サービスエリアから見えるまるい山。
今回は祢津城山(ねつじょうやま)をご紹介します。
祢津城山について
地元の祢津では「城山(じょうやま)」とシンプルに呼ばれ親しまれています。
下ノ城と上ノ城からなる山城で、その中腹に宮嶽山陵(みやたけさんりょう)神社が祀られています。
麓からまるく見えたのは下ノ城山で、登山口からゆっくり歩いても15分。
手軽ながらも、山頂からの景色は最高!
今回は、雪景色の祢津城山をご紹介します。
普段とは違う一瞬だけの風景をお楽しみください。
雪景色の祢津へ
登山口へ
祢津の集落から下ノ城山へ向かいます。
登山口に駐車スペースもありますが、ここまでの道は細く積雪時は危険です。
車でアクセスする場合は駐車スペースなど事前に確認してください。
問い合わせ
東御市祢津地域づくりの会
0268-62-0251
登山口から山頂へ
たっぷり積もった新雪の上を歩くので、普段は10分ほどの道のりが倍の20分かかりました。
足跡はほかにひとつだけ。
ひっそりと静かな道を歩いて山頂広場に出ると雪化粧した上田平の大パノラマがひろがっていました。
日差しはやわらかく、東西に流れる千曲川がキラキラと輝く様子に春を感じます。
ひと休みした後、さらに奥へと続く足跡を辿ってみることにしました。
山頂からさらに奥へ
山頂から北側へは初めての道のりなのでドキドキ..。
どうやら上ノ城へと続くようです。
足跡は歩きなれた様子で、空堀跡の急斜面を迷いなく進んでいます。
ロープを頼りに雪に埋もれた斜面をそろそろとおりると大きな岩が出迎えてくれました。
古い石積みのある林道を姫子沢方面へ下る足跡と別れ、宮嶽山陵神社とある看板を頼りに林へ入ってみます。
テープを頼りに10分ほど歩くと宮嶽山陵神社の裏手に出ました。
なにやらとても雰囲気のあるお宮です。
神社でおまいりをしてから、祢津の集落に続く365段の石段を慎重に下りました。
時間にして2時間ほどのプチハイク。
冬の終わりを満喫することができました。
それでは、祢津城山のおすすめポイントを3つあげてみます。
おでかけの参考にしてみてください。
おすすめポイント1 絶景
右手に北アルプス。正面に八ヶ岳と上田の里山。左には一面のブドウ畑。
まるでヨーロッパの田舎のような広くて明るい景色が広がります。
あちこちで絶景を見てきた私が自信をもってすすめる場所のひとつです。
おすすめポイント2 お手軽
下ノ城山までの往復ならたっぷり休憩をしても1時間ほど。
道はとても歩きやすく、お子さま連れでも楽しめそうです。
すこし早起きして、出勤前に山の上で朝食をいただくのも贅沢な楽しみ方です。
おすすめポイント3 祢津のまち
祢津地区には戦国時代からの歴史遺構がたくさんあります。
大河ドラマなどに度々登場した歩き巫女(みこ)の里としても注目されているそうです。
歴史のことは詳しくわかりませんが、この土地の持つ独特な雰囲気に魅せられます。
さいごに
いかがでしたか。
寒い日はまだ続きそうですが、外へでかけてみませんか。
春になれば桜の花が一斉に咲き、祢津城山は薄ピンクに染まります。
毎年、祢津城山で行われる桜まつりは今年も4月に予定されているそうです。
春はもうすぐ。おでかけの準備をはじめるにはよい時期です。
アクセス
車:上信越自動車道 東部湯の丸I.Cから約5分
電車:しなの鉄道田中駅からタクシー 約10分
祢津城山桜祭り そのほかの問い合わせ
東御市祢津地域づくりの会
東御市祢津917-4 祢津公民館内
0268-62-02