【姫路市】二十数年の時を経て帰ってきたビストロ。より繊細に、より丁寧に、ワインとのマリアージュを追求
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/top_1680784999530.jpeg?exp=10800)
「ビストロ料理とワインのお店Nicolas(ニコラ)」と聞いて、記憶が呼び覚まされた人もいるでしょう。そう、二十数年前に3年間、二階町で営業していたお店。時を経て昨年12月、姫路駅すぐの場所で慎ましやかにオープンしていたのです。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785175354.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
隠れ家的ビストロは姫路駅すぐの地下
姫路駅前第一ビルの地下2階。隠れ家的な存在です。店主・篠田文寿さんの空白の約20年を尋ねると「関東のフランス料理店で料理長をしたり、食品メーカーで商品開発に携わったりしていた」とのこと。その後、家庭の事情で姫路へ帰郷。ニコラ復活へ。
「待っていました!」「おかえり」という以前の顧客に加え、新たなファンも増えています。
こぢんまりとした店内は9席。カウンターとテーブル席。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785242897.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785264474.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
週末と祝日のみのランチメニューで一番人気なのは、自家製ミートソースの味わいが光る「粗びきミートソースのラザニア」(1430円)です。前菜、スープ、自家製パン、ドリンク付き。
「ジャンルにこだわらずにワインと合う料理を提供しています」と言う篠田さん。30種類のワインはワインセラーやシェルフに。となると、ランチもいいけれど、ゆっくりじっくりとディナータイムを過ごしたい!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785316662.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785329720.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
フードもワインも進むマリアージュの妙
ディナーの最初にオーダーする人が多いフードメニューが、生ハム、サラミ、チョリソをはじめとする「前菜の盛り合わせ」。この日はほかに、サーモンと豚肉のリエットのカナッペ2種にキャロットラペ、ポテトサラダ、鶏砂肝のコンフィ。
![「前菜の盛り合わせ」(1480円)。写真は各種2切れずつの(大)。(小)もあり](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785374368.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
赤ワインがどんどん進みます。白ワインでもスパークリングでも、相性はよさそう。
旧ニコラからの人気メニュー「鴨もも肉のコンフィ」も健在。篠田さんが心がけている「工程と味付けを丁寧に」がよく表れている一品です。塩コショウとオリジナルの香辛料で一晩塩漬けにし、低温で4時間煮込んで、仕上げに焼く。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785424860.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
皮はパリッ、中はしっとり。あっさりしているのに、うま味十分。香辛料が深い味わいを引き出し、ソースや付け合わせのポテトまで一体化していて、思わず笑みがこぼれます。
![「鴨もも肉のコンフィ」(1800円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785457272.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ここまで完成されたコンフィだから、骨周りのお肉も残してはならないとキレイにいただきました。
〆はデザート。千姫、大好物の「クレームブリュレ」です。ココットでの提供じゃないんですよ。「カッコいいから」との理由で、平たい器に入っています。
![クレームブリュレ(550円)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/senhime/article/00438599/internal_1680785496845.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
発見しました! 平らなので、パキッとした食感と苦味のあるカラメル部分の面積が多いのです。たまりません。
フランスや国内での修業、他業種への転身など数々の経験を通して、篠田さんが行き着いたのは「気負わず、自然体」の姿勢。新生ニコラで気楽にランチ&ディナーを!
ビストロ料理とワインのお店Nicolas(ニコラ)
住所:兵庫県姫路市駅前町222 姫路駅前第一ビル地下2階
電話番号:079-244-9082
営業時間:金、土、日曜・祝日11:30~15:00(LO14:00)/ 火~日曜17:30~23:00 (LO22:00)
定休日:月曜