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400余年前にタイムトリップ。江戸時代の蔵もある「やっちゃば跡」を歩いてみました!【足立区】

mihhy元あだちっこライター(東京都足立区)

足立区にある千住は、江戸四宿に数えられていたことはご存じの方も多いかと思います。
千住大橋は徳川家康によって文禄3年(1594年)に隅田川に最初に架けられた橋だったんです。
そんな歴史のある千住大橋の近く、千住大橋駅から歩いて3分ほどの所にある「やっちゃば跡」をふらっと歩いてみました。

当時の賑わいを感じさせる屋号が描かれた木札が残る

足立市場
足立市場

京成本線の千住大橋駅1番出口を出て、日光街道を渡ると足立市場が見えてきます。
市場の食堂は一般の人でも利用できるようですが、残念ながらその日は日曜日だったので、お休みでした。次回はリベンジしたいと思います。

足立市場は以前は千住の市場として、神田と並ぶ青物市場で多くの問屋が軒を連ねていました。
現在は、水産物が取引されています。

その足立市場から墨堤通りまでの通りに今も「やっちゃば跡」が残っています。
やっちゃばの名前の由来は、「やっちゃ、やっちゃ」というセリの掛け声とのことです。

此処は元やっちゃ場南詰の案内
此処は元やっちゃ場南詰の案内

街道の両側に三十数軒の青物問屋が軒を並べ、毎朝威勢の良いセリ声が響きわたり江戸・東京の市内に青物を供給する一大市場だった。昭和十六年末に第二次世界大戦の勃発により閉鎖となり、以来青果物市場は東京都青果物市場へと変わっていき、やっちゃ場という言葉のみが残った。
引用元:此処はやっちゃ場南詰の案内

今でも、通りの両側に扱い品と屋号を描いた木札が掲げられていています。
たくさんの木札が道路を挟んで掲げてあるので、見落とさないように探していると、ワクワクしてきました。
訪れる際には、木札を探すのに夢中になってしまうので、道路を横断する時は、くれぐれも車には気を付けてくださいね!

現在も商いを続けている老舗の蒟蒻屋さんもあるそうなので、次回はそちらにも伺ってみたいと思いました。
残念ながら、日曜日は定休日でした。↓

江戸時代の蔵を移築したギャラリーもある

千住宿歴史プチテラス
千住宿歴史プチテラス

やっちゃば跡を歩いていると、古い建物が見えてきました。こちらの「千住宿歴史プチテラスギャラリー」は200年近く前に建築された蔵で、現在は無料のギャラリーとなっています。
一般展示利用のない土・日・祝日の10:00~16:00は、どなたでも無料で入館できます。
やっちゃばの、なかなか見ることのできない貴重な写真や古文書などが展示されているので、ぜひ立ち寄ってみてください!

やっちゃば緑道を散歩

やっちゃば跡のすぐ近くには、やっちゃば緑道があります。市場へ続く貨物線の跡が今は散歩道となっているので、こちらへも足を延ばせば、のんびりと散歩ができます。

民家の間を通る、下町らしい道
民家の間を通る、下町らしい道

自分の街の歴史に触れられる

いかがでしたか?
こんなにも身近に、歴史が残る場所があるんですね。
実際に歩いてみると知らないことも多く、自分の住んでいる街のことをもっと知りたくなりました。

夏休み中の予定を立てる際には、熱中症対策をしっかりして、やっちゃば跡周辺の歴史に触れながら、街歩きをしてみてもいいかもしれません。
今まで知らなかった、自分の街の魅力に気付ける機会になるといいですね!

【足立市場】
住所:足立区千住橋戸町50
アクセス:京成本線「千住大橋駅」1番出口より徒歩2分
【千住宿プチテラスギャラリー】
住所:足立区千住河原町21-11
アクセス:京成本線「千住大橋駅」より徒歩3分

元あだちっこライター(東京都足立区)

東京の端っこ足立区で暮らす2児の母。足立区内の身近な「楽しい」や「おいしい」を探しては自転車で駆け巡っています。下町人情の残る、古くて新しい足立区の魅力を母親目線も交えて発信していきたいです。

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