【保育園の洗礼】その風邪どこからもらってくるの?現役保育士告白【隣の子のタオル使ってる!】
現役保育士&資格マニアです。
勤務先の保育園では、先週もひきつづき風邪が大流行。1/4の園児が「発熱のためお休み」や「咳がひどいので休み」という事態に。
保育園に子どもを通わせる保護者から見ると、「どっから風邪をもらってくるねん!」と四六時中思っていることでしょう。
保育園という集団保育の場で、風邪などをもらうきっかけになっているであろう場所を、毎日保育にあたっている者の立場から紹介します。
風邪のきっかけとされる場所や原因
保育中の園児同士の会話
子どもたち同士の会話は、距離が近い近い!
「今日の給食バナナだって」とか小声でも十分だろうという内容を叫びます。
園児の誰かが風邪をひいている場合は、もう相手の子にも飛沫が飛んでいるだろうなと毎回思います。不適当な大きな声に対しては「りすさんくらいのお声にしようね」などと声掛けはしますが。
一方、保護者の意向でマスクなどを付けている子の場合でも、口の半分が入っていれば良い方でしょうか。保育士としては、ママ・パパの言いつけを守り、ズレズレのマスクを頑張って付けていることに笑ってしまいます。
お友達の手拭きタオル
保育園では手洗いの際、ループタオルを使う保育園も多いでしょう。大抵の場合、タオル掛と呼ばれる、20本くらいのタオルを吊り下げられるラックを置いていて、そこにループタオルを引っ掛けて使用するというスタイルです。
年中・年長になるとほぼ間違えませんが、それ以下の月齢だと誤ってお友達のタオルで手を拭いてしまうことも。隣のお友達のタオルと間違えてしまうケースの他、お友達と同じタオルを自分も持っているため間違えてしまうケースもあります。
風邪状態で無理に登園する子がいる
各保育園では登園基準が決められています。発熱に関しては37.5度以下とか38.0度以下とか基準があるものの、咳や鼻水などの症状については明確な登園基準がありません。
このため、咳き込んでいて明らかにつらそうな子どもも熱がないために登園してくるということが多々あります。
熱はないが風邪をひいている園児から風邪をもらうことが少なくありません。
病欠後の復帰が早いため新たな風邪をもらう
保育園児の保護者はどの家庭も基本的に忙しく、仕事が休みにくいために病気後の再登園までが早いです。本調子ではなく免疫も落ちているところに、新たな風邪をもらってしまう子も多くいます。
共用のおもちゃ
保育園ではブロックや電車のおもちゃなどが人気です。多数の園児で使っているため、先生も定期的に消毒をしています。一方、共用のおもちゃを介して風邪が感染ることも否定できません。
まとめ
保育園という集団保育の場で、風邪などをもらうきっかけになっているであろう場所を、毎日保育にあたっている者の立場から紹介してきました。
この中で一番は、園児同士の会話が風邪をもらう原因だと思います。風邪の原因となるからと園児同士の会話を止めたらそれはもう保育園ではなく、悩ましいところですね。