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東京都台東区/午後の窓際席がベスト!スカイツリーが見れる水辺喫茶「Cafe W.E(カフェ ウィ)」

デヤブロウ街歩きWebライター(東京都台東区)

 今回は浅草・隅田公園内にある水辺カフェ「Cafe W.E(カフェ ウィ)」をご紹介。
 隅田公園内でも隅田川堤防の真上にあり、その景観はまさに抜群。スカイツリーを近くで見ながらのんびり寛げる場所として、都民はもちろん観光客にも愛されています。しかもこのお店、実は近年の東京都の街づくりを語る上でも重要な場所なのです。

◆水辺&地域に調和する爽やかなエクステリア

 店舗外装はホワイトとナチュラルカラーを基調とし、隅田公園の豊かな緑と隅田川の水辺が織り成す風景へ見事に溶け込んでいます。さらに廃材などをリサイクル活用しており、環境に配慮した設計となっているそうです。

 店舗の横や裏側にはパラソル付きのテラス席も設置されています。気温や天気が穏やかなシーズンには、外で心地よく過ごすのも一興。スカイツリーを眺めながら、新緑や風を感じつつ、程よい非日常っぽさを味わいたい時におすすめです。

 店内に入ると窓側には丸テーブルが、反対側には四角いテーブルがいくつか配置されています。

 窓は広々としており、隅田川の対岸を走る首都高と、その向こうにそびえ立つスカイツリーという、隅田川の堤防上ならではのシティビューを満喫できます。窓が東側を向いている都合上、午前中は東の空から日光が店内へ直接差し込むので、窓際席を使う場合は午後が特にオススメです。

◆カフェのカウンターで「おせんべい」を発見!

 メニューはコーヒーやソフトドリンクのほか、サンドイッチやライス系、スパゲティなどの軽食も楽しめます。食事メニューが充実しているので、隅田川さんぽ中のランチタイムにピッタリ。
 アルコールやおつまみメニューも提供しており、夜間も営業しているので、スカイツリーのライトアップを楽しみながらビールを片手に寛ぐこともできます。

 おやきも食べられます。こういう所がそれとなく浅草テイスト。

 この日はホットのオリジナルコーヒー(350円)を注文しました。苦味と酸味が程よく、窓際で飲むには最適な味わいです。

 カウンターに置いてあった「憧(あこがれ)せんべい」(200円)も興味を惹かれて注文。ほのかな甘さと塩気があり、和風の見た目ながらコーヒーのお供にもよく合います。製造元は台東区浅草の「浅くさ 憧泉堂(どうせんどう)」。地域振興にも一役買っている商品です。

◆隅田川の水辺空間活性化を目指して

 「Cafe W.E」がオープンしたのは2012年。隅田川の水辺と周辺地域に恒常的な賑わいを創出する、台東区の「隅田公園オープンカフェ事業」によって、民間事業者が河川敷地を利用する形で開店しました。

 また、東京都は2011年に、地域・団体と連携して河川・水辺地域を活性化する「隅田川ルネサンス」を策定しており、その一環としてもこのカフェは位置付けられています。

 店名の「W.E」は「Wall for Every one」の略で、護岸壁(堤防)を皆にとっての憩いの場にしたいという理念が込められています。そして開店から10年以上が経ち、今ではすっかり地元の人々にも観光客にもお馴染みのお店となりました。このように、Cafe W.Eはただのカフェ以上に、東京都の新しい街づくりの一端を象徴する場所とも言えるのです。

 「Cafe W.E」は、隅田川沿いというロケーションが魅力的で、散歩途中にふらりと立ち寄るのに最適なお店。窓からの景色を眺めながら、コーヒーを片手に読書をすれば、何とも贅沢な休日時間を味わえそうです。

Cafe W.E(カフェ ウィ)/※Rettyページ
【住所】
東京都台東区花川戸1−1−30 隅田公園内 
【最寄駅】
東武スカイツリーライン浅草駅北口より徒歩4分
【営業時間】
9:00〜20:00
【定休日】
なし
【電話番号】
03-5830-3687
【ジャンル】
カフェ・スイーツ
【リンク】
公式ホームページ
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Instagram

街歩きWebライター(東京都台東区)

カフェ・居酒屋探し、博物館・美術館見学、銭湯巡りや寺社探訪など、都心部の街歩きが大好き!特に都内で暮らし始めた頃に住んでいた浅草近辺、博物館・美術館が沢山ある上野界隈など、台東区内を月に2~3回は散策しています。東京23区でも面積最小ながら、歴史と見所が詰まった台東区の魅力を積極的に発掘・発信していきます!

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