【繊細さんなあなたへ】一人暮らしのメリットと”要注意”な「デメリット」とは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、インスタやvoicyにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
家族と暮らしていると生活面で助かることが多い反面、とても気疲れしてしまうことはありませんか?
HSPさんはたとえ家族や好きな人が相手だとしても、他人と長く一緒にいると疲れてしまう気質を持っています。
HSPじゃない方は「気を許した相手なのにどうして?」と疑問に思うかもしれませんが、それがHSPさんの気質なので仕方のないことなのです。
実家から出て一人暮らししようか悩んでいるHSPさんも、中にはいるのではないでしょうか?
今回はHSPさんが一人暮らしをするメリットとデメリット、お部屋選びのポイントなどを紹介していきます。
HSPが一人暮らしをするメリット
一人の時間が増える
家族に対して知らず知らずのうちに気を使ってしまい、疲弊していませんか?
たとえ仕事で疲れていても、家族がいると休日にお昼までだらだら寝ていることができません。
一人暮らしだと好きなように時間を使うことができますし、心を休める時間が増えるというメリットがあります。
HSPさんは家族といえど誰かとずっと一緒にいると疲れてしまうので、一人で過ごす時間を確保するのはとても大切です。
自分で考えて行動できるようになる
実家に暮らしていると家族がいる安心感から、何かをするときについ意見を求めてしまいがちになりますよね。
しかし、自分の考えよりも親の意見で行動していると自立心が育たない人間になってしまいます。
特にHSPさんは他人の顔色を気にしたり他人に依存してしまう傾向があるので、「自分で考えて行動する」ことはHSPさん自身が親から自立するためにとても重要なことになります。
他人に判断を委ねずに行動し続けていくと少しずつ主体性が育ち、その結果、自信が身についてきます。
HSPさんは他人軸で生きようとする人が多いので、一人暮らしをきっかけに自分の意見を大切にできるようになるのではないでしょうか。
HSPが一人暮らしした時のデメリット
生活リズムが乱れる可能性がある
一人暮らしをするとお風呂の時間やご飯の時間など、自分で時間を決めて生活していかなければいけません。
しかし、初めての一人暮らしとなるとどうしても生活リズムが乱れてしまいがち。
注意する人がいないからといって、ついつい夜更かししてしまったり、作るのが面倒で出前が増えてしまう可能性があります。
心と体は密接しているので生活リズムが不規則だと、体調が不安定になったり気分が優れないなどさまざまな不調の原因になってしまいます。
また、睡眠時間がバラバラで定まらず、寝不足や寝坊の原因になってしまう恐れもあります。
体調を崩したときが不安
一人暮らしで不安になることといえば、体調面や健康についての不安が大きな割合を占めるのではないでしょうか。
遠方から引越しをする場合は、今まで通い慣れた病院に行くことができませんし、体調が悪くなっても親などの身近な人に頼ることができません。
風邪気味だなと感じたら早めに安静にして対処するなど、自分である程度の不安は解消できますが心細く感じることもあるでしょう。
近隣トラブルや何かあったときの対処が不安
一人暮らしをして割とありがちな近隣トラブルは、自分で気をつけていてもどうしようも出来ないこともありますよね。
騒音や異臭、訪問販売や勧誘など引越し前は予想していなかったトラブルに見舞われることも。
部屋の設備不良や水漏れなど、自分で業者を呼んで対処しなければいけないことも多々発生します。
また、地震などの自然災害や突然の停電など、一人では不安になってしまうこともあるでしょう。
金銭面に不安が出てくる
自立して一人暮らしをするということは、金銭管理も全て自分でしなくてはいけないということ。
家賃や光熱費、食費、インターネット代など生活に必要な費用を確保したら、自由に使えるお金があまり残ってない……ということも。
節約やお金のやりくりを工夫して、貰った給料の中で生活していかなければいけません。
計画的に金銭管理をしていけば問題ないことかもしれませんが、病気や怪我など突然の出費がいつ起こるか分からないので備える必要もあるでしょう。
HSPがお部屋探しをする時の注意点
条件の優先順位を決めておく
お部屋探しするときは条件の優先順位をあらかじめ決めておきましょう。
気に入った部屋を見つけたとしても、家賃が自分の収入に見合う金額でなければ避けた方が無難です。
家賃は年間の収入の25%以内に収めると良いといわれています。
立地や駅から近いことはもちろん大事ですが、高い家賃によって生活が圧迫されてしまっては一人暮らしを満喫することができません。
まずは、家賃の金額で条件を絞るようにして、そこから自分が外せない条件を追加していくようにしましょう。
仲介業者に流されずに自分の気持ちを強く持つ
お部屋選びでは、仲介業者とのやり取りが必ず発生しますよね。
HSPさんは勢いに流されてしまったり、他人の意見を尊重してしまうところがあるので、自分の意見をしっかり持つようにしましょう。
微妙な部屋を勧められることもあるかもしれませんが、きちんと断る姿勢を見せること。
言葉で伝えることが難しければ、事前に条件などを紙にまとめて担当の人に渡しましょう。
内見時に良いお部屋が見つからなかった場合は、無理にその場で決めずに日を置いたり身内の人を連れていくと落ち着いて判断できるでしょう。
HSPにおすすめのお部屋条件は?
なるべく鉄筋コンクリート造のマンションを選ぶ
音に敏感なHSPさんは、なるべく遮音性の高い鉄筋コンクリート造のマンションを選ぶようにするのがおすすめです。
また、ベランダの窓やドアの重厚感の確認、部屋の壁の厚さなども確認しておきましょう。
壁の材質を確かめるときは、コンコンと軽く叩いてみるのが効果的。
防音性に優れている壁の場合は、詰まったような重い音がするはずです。
防音性を内見時にチェックしたいときは、担当の人にあらかじめ伝えておくといいでしょう。
治安状況や周辺環境を把握しておく
女性限定のマンションやファミリーが多く住むような、比較的安全なエリアを選んだ方が無難です。
大きい道路や人が集まる広場があったり、学生が多い、人通りが多いところは騒音になる可能性があるので避けた方が良いでしょう。
可能であれば内見前にその周辺に行ってみて、雰囲気を確かめておくことをおすすめします。
防犯がしっかりしている
部屋にモニター付きインターホンがついているかチェックしましょう。
モニターが付いておらず音声のみのものは一人暮らしの女性にとって危険です。
また、マンションの裏やゴミ捨て場などから外部の人間が侵入しやすくなっていないか事前に見ておくと良いでしょう。
さらに心配な場合は、女性だけが入居できるマンションもあります。
最初から女性限定をアピールしている物件なら、セキュリティ面や防犯面はしっかりしていることが多いので安心です。
女性向けを意識した可愛いデザインの内装もあるので、心地よく暮らすことができるでしょう。
デメリットは防犯面が充実している分、家賃が高い可能性があることです。
まとめ
一人の時間が必要なHSPさんにとって、一人暮らしはとても魅力的に見えますよね。
デメリットの部分もありますが、それ以上にたくさんのメリットがあるので、お部屋を探す際の注意点も踏まえた上で一人暮らしを検討してはいかがでしょうか。
また、実家だと居心地が悪い、息が詰まる、家族との関係が良くない、などどれか一つでも当てはまるのであればその環境から脱出した方が良いかもしれません。
自立することであなた自身の心の健康が守られ、家族との関係も落ち着く可能性があります。
自立への一つの選択肢として、一人暮らしの生活を考えてみてくださいね。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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