【江戸時代の救世主】サツマイモとジャガイモの名前の由来、答えられる??
食卓にサツマイモやジャガイモ料理がたくさん並ぶ季節。
肉じゃがやシチュー、大学芋、天ぷらなど、バラエティ豊かな料理に変身する秋の味覚です。
このようなイモたちは主に江戸時代に日本に広まりました。
今回は、イモの中でも特によく食べられているサツマイモとジャガイモの名前の由来についてご紹介します。意外と知られていないので秋のクイズ大会や雑学などで披露できちゃうかも!?
どうして江戸時代に広まった?
弥生時代から日本の主食はもちろんお米。しかし江戸時代にはお米が全く取れず飢饉(ききん)になることが度々ありました。
そんな危機的状況に対応できたのはイモのおかげだったのです。比較的日持ちができて満腹感もあるイモで耐え忍んでいたと言われています。
私たちの先祖も、江戸時代にはお米ではなくイモで生き延びたのかもしれませんね。
では、次から本題のサツマイモとジャガイモの由来についてご紹介。
サツマイモの由来は薩摩藩!
これは学校で習った方もいるのではないでしょうか?
もともとは中南米のアンデス山脈で栽培されていたようです。そこから、
ヨーロッパ→東南アジア→中国→琉球王国→薩摩藩
そして、江戸に伝わりました。
かつての鹿児島県がこの薩摩藩にあたります。現在でも鹿児島県で多くのサツマイモが生産されていますね。「薩摩藩からやってきた芋」から「サツマイモ」と呼ばれるようになりました。
ジャガイモの由来はジャカルタ!
ジャガイモはインドネシアの首都、ジャカルタが由来しているようです。
起源はサツマイモと同様に中南米のアンデス山脈。
1600年前後にオランダ人が長崎に持ち込んだことが始まりとされています。しかし、サツマイモと少し違うのは由来に2つの説があること。
どちらも納得できちゃう理由ですね。
秋のイモ料理を楽しもう
名前の由来から、サツマイモとジャガイモが異なるルートで日本にやってきたことがわかります。
食欲の秋、イモ料理が食卓に並んぶ機会が増えるでしょう。おいしく味わいながら、江戸時代の人々や名前の由来に思いをはせてみてはいかがでしょうか。