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6月9日はロックの日。邦ロックにおける近いアーティスト、遠いアーティスト

寺沢拓敬言語社会学者

6月9日はロックの日、ということで数年前に書いた邦ロックアーティスト分析を(データ分析をやりなおしたうえで)こちらにも転載する。

http://d.hatena.ne.jp/TerasawaT/20130609/1370758729

簡単にいうと、どのアーティストが似たようなファン層で、どのアーティストがファン層がかぶっていないかを分析したもの。

詳細は上のURLに書いてあるので、こちらではごく簡単に説明する。

  • 「あなたはこのアーティストが好きですか?」と聞いたネットアンケート結果を利用
  • アーティスト間の「好き/嫌い」の相関を計算する
  • 正の相関が大きいほど近いアーティスト、負の相関が大きいほど遠いアーティストと考える
  • この「近さ・遠さ」を多次元尺度構成法という手法で2次元上に図示する

年齢によって好きなアーティストが変わるので、そのまま分析するとジャンル的な近似度よりもファン層の年齢や人気絶頂だった時代に影響されてしまう。その影響をできるだけ排除するために、以下は回答者の年齢別に図示した。

なお、図の点の色は全体で見たときの各「似たものクラスタ」を表す(クラスタ分析という手法で機械的に分類したもの)。ぶっちゃけた話、あまり気にしなくて良い。

10代
10代
20代
20代
30代
30代
40代
40代
言語社会学者

関西学院大学社会学部准教授。博士(学術)。言語(とくに英語)に関する人々の行動・態度や教育制度について、統計や史料を駆使して研究している。著書に、『小学校英語のジレンマ』(岩波新書、2020年)、『「日本人」と英語の社会学』(研究社、2015年)、『「なんで英語やるの?」の戦後史』(研究社、2014年)などがある。

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