【高知市】ここでしか味わえない!100年続く鉄釜で作る「香稜苑」の無農薬手炒り茶の魅力
豊かな自然に囲まれた中で、100年以上続く伝統の鉄釜を使い、無農薬で丁寧に栽培された茶葉を販売しているお茶屋さんがあるのをご存じですか?
昔ながらの製法にこだわり、他にはない特別な味わいを生み出しているお茶農家「香陵苑 直売所」をご紹介します。
「香稜苑 直売所」へは、御座の交差点から南へ進み、「高知日産プリンス販売ギャラリー御座」の向かいにある「mac御座店」の北側に位置しています。
少し奥まった場所にあるため、知る人ぞ知るお店です。週末には店頭で「やきいも」を販売しています。
香稜苑で販売しているお茶は、農薬を使わずに育てた茶葉を厳選しており、安心して飲むことができます。
また、「はぶ茶」や「きしまめ茶」、「びわ茶」、「どくだみ茶」など、多彩なオリジナルの野草茶を取り揃えています。昔ながらの製法の手作業で炒ることで、香ばしく飲みやすいお茶づくりをされています。
茶農家「香陵苑」の代表、土田美穂さんは未経験からお茶づくりを始められたそうです。
きっかけは、幼いころ祖父が作る「玉緑茶」を愛飲していましたが、祖父の死後その機会が減少。父親が退職後に大川村の鉄釜を南国市に移し、茶畑を借りてお茶づくりを再開したことで、再び玉緑茶を楽しむようになりました。
父親の逝去を機に、家族で鉄釜や茶畑を受け継ぎ、自分たちの手で玉緑茶を作ることを決意したそうです。
そこから、高知の鉄釜をつかったお茶文化や高知独特の野草茶文化などに触れ伝統を引き継いでいこうと新しい挑戦を続けられているそうです。
高知で親しまれている「はぶ茶」は、高知独自の野草茶文化に根ざしたお茶だということをご存じですか?
実は、県外で「はぶ茶」と呼ばれるものは、エビスグサの種子を煎じたお茶のことを指します。一方、高知ではハブソウを原材料に使用しており、地域によっては鉄釜で炒ることで香ばしさが引き立ち、より飲みやすい味わいに仕上がっています。
こちらで販売しているお茶は、茶葉だけでなくティーバッグでも販売されており、急須を使わずにコップに入れるだけで手軽に楽しめます。簡単に飲める便利さも、魅力のひとつですね。
店内では他にハンドメイド作品の販売もしていました。
香稜苑のお茶は、ただ飲むだけでなく、作り手の思いや伝統を感じることができます。100年続く鉄釜のぬくもりを感じながら、一杯のお茶に込められた物語を味わってみませんか?
直売所は日曜日のみの営業になりますが、「とさのさと」などでも販売しているそうです。香陵苑のネットショップがありますので、そちらでも購入可能です。
店頭で販売しているシルクスイートの焼き芋や、タイミングがあえば、お茶のお供にピッタリの干し芋の「ひがしやま(500円)」を購入できるかも!
100年続く鉄釜で作る「香陵苑 直売所」の無農薬手炒り茶の香ばしい香りと味わいを楽しんでみませんか?