米国政府がウ軍に提供した神風ドローン「Switchblade300」久しぶりに発射シーン公開
2023年6月に久しぶりにウクライナ兵による米国エアロバイロンメント社が開発している神風ドローン「Switchblade300」の発射シーンの動画が公開されていた。
2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。ロシア軍侵攻直後の2022年3月に米国バイデン政権は、米国エアロバイロンメント社が開発している神風ドローン「Switchblade300」を提供していた。
「Switchblade300」は上空からドローンが標的に突っ込んでいき、戦車などを破壊することができる。米国エアロバイロンメント社ではイメージ動画も公開している。ドローンが認識した標的を人間が判断して攻撃をしているので、軍事施設や戦車など軍事目標に攻撃できることを強調している。
「Switchblade300」は地面に設置した発射台を兵士が足で押さえて、兵士が手にしたスイッチを押すと発射台から神風ドローンが上空に向けて発射される。発射台を上空に向ければ、どのような場所からでも発射できる。またスイッチブレード発射後にタブレットで標的の位置を確認しているシーンも流れている。
最近ではウクライナ兵が公開しているドローンでの攻撃シーンは小型民生品ドローンに爆弾を搭載して落下させて攻撃したりする動画か、爆弾を搭載した神風ドローンが標的に突っ込んでいく動画がほとんどである。
米国政府がウクライナ軍に「Switchblade300」を提供した直後の2022年春ごろには「Switchblade300」の発射シーンや攻撃シーンの動画がよく公開されていた。だが、最近ではあまり見かけることがなかった。まだウクライナ軍は「Switchblade300」を使用している。
▼久しぶりに公開された「Switchblade300」の発射シーン
▼2022年5月に初めて公開された「Switchblade300」の発射シーン
▼「Switchblade300」