【富士宮市】また会える日を待っています…13日で休園になる『富士花鳥園』へ出かけて来ました
静岡県・富士宮市の朝霧高原という場所に位置する花と鳥のテーマパーク『富士花鳥園』。
32年前の1993年に『花の楽園』として開園し、2008年に鳥や小動物との触れ合えるテーマパーク『富士花鳥園』に改められ、『常春の花と鳥の別天地』として老若男女問わず幅広い世代のファンに愛され続けて来ました。
動物が大好きな私は身近なテーマパークとして『富士花鳥園』に何度も遊びに連れてきてもらいました。
エサの入ったカップを購入して、カラフルなかわいい小鳥たちのいる部屋に入ると、肩や腕に鳥たちが集まって来て、ちょっとの怖さと驚きと嬉しさを同時に感じて大はしゃぎしたことを思い出します。
そんな慣れ親しんで来た『富士花鳥園』が、1月13日(月)を開園最終日として、14日(火)から休園されるというニュースを聞き、名残惜しさで胸がいっぱいになりました。
子どもの頃感じたあの感動を…
そんな思いで、休園前の『富士花鳥園』に出かけて来ました。
入園料は大人1400円、子ども700円、幼児(未就学児)は無料です。
受付ではぬいぐるみに見間違えちゃうほどかわいい、手のひらサイズの小さなフクロウがお出迎えしてくれました。
温室ではベゴニアの富士山をはじめ、オリジナルアジサイや『女王の耳飾り』とも呼ばれるフクシアなど綺麗な花たちが出迎えてくれました。
13時半からバードショーが開催され、間近でメンフクロウやモモアカノスリが颯爽と飛ぶ姿に開場からは歓声が!
私もついつい興奮して席を立ちあがってショーを観覧していました。
温室の奥にはペンギンプールがあり、触れられそうなほど近くをペンギンたちが悠々と泳いでいます。
そしてロリキートランディングでは、カラフルなインコたちが肩や腕にとまってエサを求めにやってきます。
温室を出るとすぐに『南の鳥』の温室があり、こちらではフラミンゴたちが暮らしていました。
そして外には、ガチョウやコールダックのエリアがありますが、鳥インフルエンザ対策のため、エリア内には入れなくなっていました。
覗いたら「遊んでくれないの?」とでも言いたげに首をかしげてこちらを見つめる1羽のガチョウが…なんというかわいらしさ!
花の生産場では再びフラミンゴと会うことができました。こちらはエサやり体験もできます。
ということで、フラミンゴが近い!
花の生産場を出るとエミュー牧場があります。
その奥には池があり、富士山のビュースポットにもなっています。
池の水は半分凍っていました。
めちゃくちゃ寒いですが、寒さに耐えてもみる価値ありの絶景でした。
そして最後にフクロウ展示室に。
かわいいその姿を見ていると、もうしばらく会えなくなることが、親しい友達との別れのようでなんだか急に寂しい気持ちがあふれて来ました。
2014年の大雪の際の施設の破損やコロナ禍での顧客減少で経営が圧迫し、クラウドファンディングなどで施設の暖房代や鳥たちのエサ代などを募っていましたが、14日から無期限での休園となってしまいました。
園内に展示されているフォトコンテストの写真や訪れた方から寄せられた鳥たちに関する疑問と回答などが、いかに多くの人たちに愛されていたかを、そしてスタッフさんたちとの絆を物語っているようでした。
休園後の再開時期などは未定なのだそうですが、展示沢山の鳥たちにふれあい、綺麗な花たちに癒される、そしてすれ違う度に声をかけてくれたり、挨拶をしてくれるスタッフさんたちが作ってくれた今日の『特別な時間』を胸に、『富士花鳥園』との新しい形での再会を期待します!!