とにかく豚骨を感じたい…! ガチ炊きの"武闘派"豚骨ラーメン 都内で外せない店3選
このところ、豚骨ラーメンがまたアツい。
博多の豚骨ラーメンはもともと全国のご当地ラーメンの中でも人気はトップクラス。加えて、都内に広がる豚骨ラーメンの多くは東京に住んでいる人向けにアレンジされており、食べやすく作っているお店が多い。
そんななか、店内で寸胴を使ってガチガチに豚骨を炊く"武闘派"のお店がいくつかある。
グラグラと煮え立った豚骨スープに、独特の豚骨スメル。その中毒性に多くのファンが虜になっている。
今回はそんな武闘派の豚骨ラーメン店をご紹介したい。
博多長浜らーめん 田中商店
東京で豚骨ラーメンといえばここは絶対に外せない。
足立区一ツ家にある豚骨ラーメン1本で勝負し続けている人気店。2000年創業の老舗だが、今もその行列は途切れることがない。驚異の回転力、店内の活気、お腹の鳴る豚骨臭、やはりここは唯一無二だ。
こちらが「叉焼麺」。
何といっても特徴はその重厚な豚骨スープ。極細麺をズズズっと啜るとスープがこれでもかとついてくる。
そして、ラーメンと一緒に「赤オニ」を注文してほしい。
「赤オニ」は辛い挽肉ペーストのことで、この器で「赤オニスープ」を作るのが「田中商店」流だ。
スープを入れて辛子高菜を入れて。これに麺をつけてつけ麺風にいただく。これがまた旨いのだ。
ラストは替玉だ。辛子高菜、紅生姜、ゴマを投入して味変していただく。
卓上アイテムをたくさん入れてもスープが全く壊れない喜び。これぞ横綱。大満足の一杯である。
ラーメン きら星
武闘派の豚骨といったらここは外せない。2004年創業の武蔵境にある人気店。
「きら星」の豚骨がとんでもない濃度になっているという噂を聞きつけ、筆者も今年久々訪れたが、悶絶レベルになっていた。
こちらが「2種盛りチャーシューどとんこつ」。
寸胴3本で炊きまくった豚骨スープに、さらに小鍋で追い豚骨をするというとてつもない突き詰めぶり。店内の豚骨スメルもサイコーだ。
この濃度、ビター感。豚骨の分厚さは頂点レベルだ。薬味の清涼感がオアシスにすら感じる。
大ぶりのチャーシューがまた嬉しい。
店主・星野さんの意地と豚骨大好き魂が炸裂しまくった一杯。
中洲屋台 長浜ラーメン 健太
ここは最近一気に話題沸騰のガチ炊き豚骨ラーメン店。
もともと豚骨ラーメンを出していたお店が、福岡の名店「駒や」で本気の修業をされ、本場の味でリニューアルした。
高円寺あづま通り商店街沿い。歩いていると豚骨スメルがしてくるのですぐわかる。
カウンター横1列で店主の健太さんが目の前で作る。もはやステージのようで、臨場感がたまらない。
こちらが「らーめん」。
具はチャーシュー、茹で卵、ノリ、ネギ、トゥル。「トゥル」というのはワンタンの皮状のもの。
クサウマ豚骨で最高のテンションに。これがここで食べられる奇跡。一瞬で福岡に旅行に来ている気分になれる。
もちろん替え玉もマストだ。
紅生姜、辛子高菜、ゴマ、キクラゲを投入して味変。これも最高に旨い。
大満足。女性客はゼロだったが、ここまで振り切った店主に拍手を送りたい。
とにかく「豚骨を感じたい!」と思った方には外せない3店を紹介してみた。
いずれも豚骨の100%の力を感じられる名店。ぜひ機会をみて足を運んでみてもらいたい。
※写真はすべて筆者による撮影
【この記事は、Yahoo!ニュース個人編集部とオーサーが内容に関して共同で企画し、オーサーが執筆したものです】