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米国フロリダ国際大学、キャンパス内で「歩きスマホ」専用レーンの動画(ネタ)

佐藤仁学術研究員・著述家
警備員が「歩きスマホ」専用レーンへ促している(FIU提供、実際はネタ)

これはエイプリールフールのネタとしてアメリカのフロリダ国際大学(FIU)が作成した動画に関する記事です。

以下がフロリダ国際大学がエープリールフールのネタとして作成したキャンパス内の「歩きスマホ」専用レーンの動画。

フロリダ国際大学ではキャンパス内で、学生がやたらと「歩きスマホ」をしていて危険なので、キャンパスの道路に「歩きスマホ」専用レーンと、スマホをチェックしないで通常に歩く道路を設置。階段や廊下、キャンパス内の道路など人通りが多い通りを2つに分割している。そして学内では警備員が「歩きスマホ」をしながら専用レーンを歩いてない学生を注意して、専用レーンを歩くように促しているという動画だ。

キャンパス内道路を2つに分割(FIU提供、実際はネタ)
キャンパス内道路を2つに分割(FIU提供、実際はネタ)
廊下も2つに分割(FIU提供、実際はネタ)
廊下も2つに分割(FIU提供、実際はネタ)
警備員が注意(FIU提供、実際はネタ)
警備員が注意(FIU提供、実際はネタ)

最後に警備員のAlexander Casas氏が登場してエープリールフールのネタであることを明かしている。だが「キャンパス内での『歩きスマホ』は危険なので、周囲に気を付けて事故がないように歩いてほしい」と学生や動画を見ている人に訴えている。

日本だけでなく、アメリカのキャンパス内も町中でも、あらゆるところで学生だけでなく多くの人が「歩きスマホ」をしている。特に大学内では本当に専用レーンを導入した方がいいと思うくらい学生らはスマホばかりを見ながら歩いている。フロリダ国際大学が作成した動画はエイプリールフールのネタだが、実際に切実な問題で、キャンパス内外で「歩きスマホ」による接触や衝突など、動画の中でも冒頭に紹介されているような事故は後を絶たない。他にも歩くのが遅いから、周囲の人に迷惑をかけたり、授業に遅れたりなどの問題もある。

思い切って本当にキャンパス内に「歩きスマホ」専用レーンを導入し、「歩きスマホ」を禁止するのではなく、ふつうに歩いている人に迷惑をかけないように専用レーンを自分の責任で歩くように学内の警備員が促した方がいいかもしれない。

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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