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【京都市北区】世界遺産高山寺公認の鳥獣戯画焼き印どら焼きを自動販売機で売り始めたどらやき屋さん!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 鳥獣戯画といえば、日本最古のマンガとも言われる傑作で、世界遺産でもある京都市右京区の栂尾(とがのお)にある古刹・高山寺が所有する国宝の絵巻物ですね! さてそんな鳥獣戯画の焼き印を押したどら焼きを手焼きし、2023年1月6日から、高山寺公認で、しかも自動販売機で売り始めた和菓子工房が北区にあります。

 「京都深村」は、コロナウイルスが蔓延し始めた最悪の時期でもあった2020年2月14日にオープンしましたが、突如現れた疫病退散の妖怪「アマビエ」をどら焼きの焼き印に採用して、全国からの注文で一躍有名になったどら焼き屋さんです。

 今回新発売のどら焼きは、鳥獣戯画でもっとも有名なシーンである、うさぎとカエルが相撲をしている焼き印をしてあります。うさぎの焼き印をしたどら焼きは、富士山の伏流水で炊いた小倉あん、カエルの焼き印をしたどら焼きは宇治抹茶をふんだんに使用した濃茶あんが使用されています。

 東京出身のオーナー店主の太田利治さんは、30年に亘ってサプリ開発の仕事などに従事してきました。一方で、夏の間は富士山の登山ガイドを務めています。登山にやってきた来た京都の八つ橋屋さんと知り合いになり、和菓子の魅力に魅かれるようになり移住してきたのだとか。高山寺との縁もあって、グッズなども委託販売してきました。どら焼きの承認には苦労したそうですが、この度、やっと公認が得られ、新商品の制作にこぎつけることができたといいます。

 実際に自動販売機で購入して見ると、丈夫な紙箱に丁寧に包装されていました。箱には鳥獣戯画の楽しい動物たちが箱中に描かれています。どら焼きを食べた後も小物入れなどの小箱として使用できそうです。

 どら焼きそのものから、包装やデザインもすべて自家制作することで、コスパも良く、1個300円に抑えることができたといいます。味もほどよい柔らかさの生地と濃厚な小倉餡や抹茶餡がマッチして美味しくいただけました。

 鳥獣戯画どら焼きの他、南米パラグアイのマテの木の茶葉を使ったマテ茶どら焼き、自家製アルゼンチン風生キャラメルを使った生キャラメルどら焼き、さらに紫芋どら焼きなどが同時に発売されています。

 2023年は卯年で、うさぎの形やキャラクターの商品は開運グッズとしてもてはやされそうです。店舗やウェブショップでも購入できますので、ぜひ覗いてみてください。

株式会社京都深村 京都府京都市北区紫野下石龍町2-9 075-755-7528

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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