Yahoo!ニュース

【大津市】旧瀬田川洗堰に月1回現れるレトロカフェ。思い出を紡ぐその素敵な取り組みを徹底レポしました

Sari地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

こんにちは、Sariです!

今回は、大津市南郷洗堰の横の旧瀬田川洗堰のたもとで、月一回開かれている、洗堰レトロカフェさんに行ってきました!

洗堰レトロカフェさんは、旧瀬田川洗堰の景色を楽しみながらお茶を飲んで、その思い出を残し続けていこうというコンセプトのもと、店主の佐々木さんが運営する任意団体となります。

南郷洗堰は、琵琶湖から唯一流れ出る河川「瀬田川」の水量を調節するために明治38年に作られたもので、現在は2代目が稼働しています。

旧瀬田川洗堰は普段は立ち入り禁止ですが、レトロカフェさんの開催の時だけ、カフェスペースとして開放されます。

旧瀬田川洗堰のラッピングが施されたポップな色のかわいいミニカーが来ていたら、開催している合図です。

店主の佐々木さんはおっしゃいます。

旧瀬田川洗堰は昭和36年に廃止されて、現役当時を知る人は年々少なくなっています。
堰としての思い出を紡ぐことはもうできないけれど、こうして皆さんがお茶を飲みに来てくれたり、家族で遊びに来てくださることで思い出が紡ぎ続けられて、誰かが思い出してくれたらこの場所は生き残るだろうと僕は思うんです。
なので、本質的なうちのコンセプトは『思い出作り』なんです。カフェはそれを実現するための装置なのです。

「旧瀬田川洗堰を思い出す装置としてのカフェ」を運営するに当たって、飲み物が準備されています。

紅茶はその日はGMT紅茶専門店さんの「果の香」という和紅茶。渋みが少なく甘味とコクのある美味しい紅茶でした。

コーヒーはGMTさんにプロデュースしてもらっているという、ここでしか飲めない限定のブレンド。価値がありますよね~。

海外のお菓子もいただくことができ、旧瀬田川洗堰と瀬田川を眺めながらホッと一息できます。

この紙コップの印刷がまた素敵。漫画家の毛塚了一郎さんという方に書いていただいたそうです。

レトロな雰囲気がカフェのコンセプトにピッタリですよね。

任意団体の活動なので、準備されていた飲み物をいただいたお代はカンパ制となっています。

ダム好きの方は集めていることが多いという日本各地の「ダムカード」というものがあるそうなんですが、この旧瀬田川洗堰は過去のダムなのでカードはないということで、店主の佐々木さんが独自に作られたこちらのカードが、ダム好きのマニアの方を中心に話題を集めているそう。

来訪記念として一人一枚だけもらえるそうです。

裏にはこんな詳しい情報が載っています。

またこのようなフリーペーパーも色々置いていて興味津々。有人離島専門フリーペーパーや、自転車のフリーペーパー、店主の佐々木さん発行の洗堰の分りやすい説明マンガもあります。

まちづくりコンサルタントとして10年以上活動し、住民行政連携を専門として大学の講師としての顔も持つ佐々木さん。洗堰レトロカフェの活動もその一環だそうです。

この日はおられませんでしたが、大学生のボランティアも一緒に活動されているそうです。

旧瀬田川洗堰の利活用の取り組みとしての月1回のレトロカフェ。以下に活動の情報を載せますので、興味をもたれた方は是非訪れてみてください!

次回は4月22日(土)13時~17時です!!!

洗堰レトロカフェ

定例開催 毎月第4土曜日 13時~17時or日没

場所 旧瀬田川洗堰

雨天・強風等悪天中止 無料・カンパ歓迎

臨時開催日や開催状況はTwitterでご確認ください

HPInstagram

地域情報発信クリエイター・エシカルコンシェルジュ(大津市)

幼少から滋賀県大津市で育ち、二人の子供も大津で育て、子育て終了と共にこれからは多くの人に大津の魅力を伝えようと活動中。エシカルをライフワークに、こちらでは大津のエシカルなお店や人も紹介します。滋賀のローカルメディアLOMOREグルメライターの顔ももちます。グルメのInstagramアカウントは @sari_heart77 こちらもよろしくお願いします!

Sariの最近の記事