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【神戸市】本当の六甲山山頂はココ!車道から10分の「六甲山最高峰」新神戸に便利な登山拠点OPEN

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

8月11日は「山の日」。神戸市で山と言えば六甲山。登山じゃなくても「六甲有馬ロープウェーで六甲山山頂駅に行ったことあるよ〜」「六甲ガーデンテラスに車停めて六甲山からの眺望楽しんだよ〜」という方も多いはず。でもソコ、頂上じゃないんです。本当の六甲山の山頂、つまり六甲山の最高峰は、六甲山山頂駅から約2.4km離れたところ。今回はその「六甲山最高峰」と、新神戸駅にオープンした登山、トレッキングの拠点施設「神戸トレイルステーション」をご紹介します。

「六甲山最高峰」へは、六甲有馬ロープウェーで六甲山山頂駅の下の道、県道16号(明石神戸宝塚線)を東方向にひたすら歩きます。車道を通ると約2.7km、約30〜40分で到着します。車道ではなくガーデンテラスの突き当りから六甲全山縦走路という登山道を通って、車道に出たり戻ったりしながら進むこともできます。こちらだと約2.4kmですが、アップダウンが激しく階段もあるので1時間ほどかかります。車の往来が少ない時や、足に自信のない方は、車に気をつけながら車道を歩くほうがいいですね。

一軒茶屋という茶屋やトイレがある施設が見えてきたら、「六甲山最高峰→」と書かれた標識のところの坂道を上っていきましょう。

少し進むと眼下に大阪湾の景色が広がります。

霞んでいないともっと綺麗ですよ。

自転車で来られている方も!

さらに上へ上へ!

県道沿いのトイレがあるところから約10分で到着!

最高峰は広場になっているので、ここでお弁当を食べたりするのもいいですね。(ゴミ箱はありません。ゴミは各自持ち帰りください。)

360度カメラで撮影した写真を1枚にしたものです。

「六甲山最高峰」標高931mからの景色も堪能しましょう。ここが本当の六甲山の山頂、一番高いところで「一等三角点」には931.13メートルと書かれています。西宮辺りから六甲山系の北側の景色もよく見えていますね。

神戸市では、2023年度から「神戸登山プロジェクト」を発足。六甲山系や丹生山系などの多様で個性的な山の魅力を伝え、登山を楽しむ市民の増加を目指す取り組みを展開しています。その一貫として、2023年7月22日(土)に、JR新神戸駅構内に、神戸登山プロジェクト登山支援拠点「トレイルステーション神戸」(愛称:トレコ)がオープンしました。

トレイルステーション神戸のロゴ
トレイルステーション神戸のロゴ

ロゴは、いつも街から眺める神戸の山の風景、そこにつながる登山道をイメージ。神戸ならではの情景がデザインされています。

場所は、JR新神戸駅 1階の南東、一番奥です。

白木の山小屋風で、人工芝を敷いたフリースペースに、一部に間伐材を用いたテーブルや椅子を配置。フリースペースは、休憩や登山前の待ち合わせなどにも利用できます。

登山、トレッキングに必要なグッズを販売。山登りの前に、あ、あれ忘れた!って時もここに来れば安心。フリーズドライのカレーなどもありますよ。

こちらはレンタルコーナー。1点550円で登山靴やリュックサックがレンタルできます。何も持たなくてもここで登山道具一式揃えることができるのは便利ですね。

カウンターでは、登山についての相談もしていただけます。新神戸は神戸の主要な登山口のひとつ。布引の滝を経由し、西へ向かえば再度公園、東へ向かえば摩耶山、そして神戸布引ハーブ園にも抜けられるロケーション。

先日の記事「ひたすら下るだけの布引お手軽ハイキング、重要文化財も随所に!(動画アリ)」の終点でもあり、出発点でもあります。神戸で登山、トレッキングするときは是非活用したいですね。

なお、2023年8月は下記のイベントを開催
8月13日(日):トレコ店長と行く!布引~市ヶ原ハイキング
8月20日(日):家族で歩く 新神戸~布引貯水池(無料イベント)
8月26日(土):登山ガイド同行!1000万ドルの夜景を目指すナイトハイク!

イベントの詳細、お申し込みは公式サイトをご覧ください。

基本情報

スポット名:六甲山最高峰
アクセス:六甲有馬ロープウェー 六甲山山頂駅、六甲ガーデンテラスから徒歩約30〜60分

施設名:トレイルステーション神戸
住所:神戸市中央区加納町1-3-1 JR新神戸駅 1階南東
営業日:月・木・金・土・日・祝日 8:30~17:30(12-2月は金・土・日・祝日 9:00-16:00)※12-13時はカウンタークローズ
提供サービス:登山情報の発信/ガイドツアー/登山用品レンタル/荷物預かりサービス/登山関連物販等(委託運営:好日山荘&神鉄観光パートナーズ)

トレイルステーション神戸 公式サイト

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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