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【国立市】8月が終わる前に。戦争のパネル展示が旧国立駅舎で8月23日まで行われています。

megu地域ニュースサイト号外NETライター(国立市・国分寺市)

8月に入ると、テレビや他のメディアで見聞きすることも多い戦争についての話題。最初は意識するものの、8月はお盆や夏休みと大忙しでだんだん頭から離れる方もいらっしゃると思います。8月が終わる前に、忘れてはいけない「戦争」についてもう一度振り返りませんか。

イベントの情報
イベントの情報

国立駅の目の前にある旧国立駅舎では、「サマークリスマス2023「かたつむりとキッズで考える戦争」」という展示イベントが開催されています。このイベントは、NPO法人ワンステップかたつむり国立が主催しており、2023年8月23日まで開催しています。この団体は、障害者の自立支援の活動を行っています。

ピースツリー
ピースツリー

クリスマスという名前の通り、旧国立駅舎に入ると、真夏のクリスマスツリーが! これは、「ピースツリー」と名付けられており、足を運んだ方が平和を祈って想いや願い事を書き、その紙をツリーに吊るすものになります。また、折り鶴を折る企画も行っています。

パネル展示
パネル展示

こちらは、NPO法人ワンステップかたつむり国立の子供たちが実際に戦争・原爆経験者に話を聞いて作成したパネルです。「人間が人間として死ねない それが戦争」。この言葉の重みは、残酷だけれども後世に語り継がなければいけない言葉のように感じました。

パネル展示
パネル展示

一瞬にして立ったまま命を奪われた未来ある若者や、生き延びることができても後遺症やその後の死の恐怖と闘った率直な気持ちも記されています。

パネル展示
パネル展示

また、長崎はキリスタンへの差別もありました。差別についてのインタビューパネルも設置されています。キリシタンへの差別と言えば、遠藤周作氏の「沈黙」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。あの小説のような、胸が痛くなる差別の内容が伝えられていました。

パネル展示
パネル展示

原爆が投下された時の、キリスト差別の中心であった浦上地区の状況も鮮明に伝えられています。普段の授業や教科書では書かれていない、当事者にしか語ることのできない詳細な出来事が伝えられています。夏の終わり、もう一度戦争について考えてみませんか。

「サマークリスマス2023「かたつむりとキッズで考える戦争」」の展示

日時:2023年8月23日まで

場所:旧国立駅舎(国立駅南口)

旧国立駅舎の開放時間:(平日)7:00~22:00 (休日)9:00~22:00

地域ニュースサイト号外NETライター(国立市・国分寺市)

国立市のカフェめぐりや街並みが大好きなmeguと申します!素敵なお店や、季節を味わえる国立市ならではの景色やイベントをお伝えできれば嬉しいです!

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