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子どもの「できない」を伸ばす裏技!保育士なら全員がやっている「子どもを効率よく伸ばす方法」を徹底解説

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。
今回は頂いた質問はこちら。

Q:4歳の我が子は、同じ年齢の他の子よりもできないことが多くて困っています。少しでも子どもの力を伸ばし、できることを増やしてあげるには、どのように関わっていけば良いか教えていただきたいです。

保育園や幼稚園に通っていると、周りの子と我が子をつい比べてしまうもの。
そんな時に、周りの子よりもできないことが多いと心配になってしまうものです。
子どもが困っている時、私たち大人はどのように子どもに手を差し伸べてあげると良いのでしょうか。
また、子どもの「できない・・・」を少しでも「できた!」に変えていくためには、どのように関わってあげると良いのでしょうか。
今回はこちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。

これで解決!

そんな悩みを解決するには、保育士がやっている子どもとの関わり方を参考にしていただくと良いでしょう。
保育園でこんな場面があったとします。

スプーンを上手に使うことができず、手づかみ食べになってしまう子がいる

保育士がスプーンに食べ物を乗せてお皿に置いてみると、1人でスプーンを使って食べられた。

友達におもちゃを取られ、友達のことを叩こうとする

保育士が「取られて嫌だったね。なんて言おうか?」と声をかけると、「返して」と叩かずに言えた。

このように、保育士が子どもを援助する1つの方法として、子どもが1人でできることとできないことの間となる「助けを借りることでできること」を探すというものが挙げられます。
なぜなら、子どものこのような部分を見定め、そこを丁寧に支援してあげることで、子どもの成長や発達を効率よく促すことができるとされているからです。
現段階の子どもができることよりも、一歩進んだ状況を作り出してあげることで、子どもが自分で考えながら、子どもの力を引き出すことができるのです。

このように、子どもの苦手なことを支援してあげるには、

1 子どもの「できなくて困っている状況」を見つける
2 子どもができる限り自分でできるように手伝う
3 「できた!」という喜びを共有する

という、3つの手順を踏みながら子どもと関わってみると良いでしょう。
ポイントとなるのは“どうやって手伝えば子どもが自分の力で解決できるか”という視点。
これを忘れずに子どもの姿を観察することで、その時その場面でどう関わっていけば良いのかが見えてくると思います。

3歳からは「集団」という視点へ

基本的に保育園の0,1,2歳児クラスでは、運動機能や身体機能が整っていく中で、生活に必要なことを自分でできるように保育士が援助していきます。
そのため、個々の成長や発達に合わせて保育士が丁寧に関わることができると言えるでしょう。
一方で、3,4,5歳児クラスになると、子どもたちを集団の中の一員と捉えて保育を行います。
クラス、あるいは保育園という集団の中で、自分はどんな役割を担っているのか。
また、どのようにして友達との関わりを広げ、どうやって自分の思いと相手の思いとを調整していくのか、というような視点から子どもたちの発達を捉えていくようになります。

しかし、実際には幼児期は月齢による差や、個人差の激しい時期です。
保育園で3歳児クラスに進級したからといって、その日からすぐに全員が1人で自分のことをできるようになるわけではありません。
ところが、2歳児クラスでは保育士1人で子どもを6人見ていたのに対し、3歳児クラスになった途端に保育士1人で子どもを20人も見ることになります。
この点、できないことが多い子にはしっかりと関わってあげたい一方で、それが難しい保育現場の現状があります。
「生活習慣を自立させていく」といったような家庭で子どもたちにできることについては、上でご紹介したような視点から子どもたちと関わってみてはいかがでしょうか。

いかがですか?
我が子と周りの子を比較しないことが大切とも言われますが、なかなか難しい部分もあると思います。
しかし、できないことを悲観的に捉えるのではなく、それが子どもとの関わりを見直すきっかけになれば嬉しく思います。

その他、育児や保育園などの子どもに関する質問はぽん先生の質問フォームより募集中です!ぽん先生の質問フォームより募集中です!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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