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【河内長野市】6月からの天見紀見トンネル供用開始でとても便利になりました。では元の紀見トンネルの今は

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

時間がかかりましたが、地域住民の念願だった石仏バイパスからの延長、天見紀見トンネルが開通しましたね。和歌山との往来が行きやすくなったという声と、静かになったという地元天見の人の声と、評判がよいようです。

おそらくほとんどの車は、天見紀見トンネルを利用するでしょう。しかし天見紀見トンネルができてからも、従来の紀見トンネルはそのまま利用できます。理由のひとつとして、天見紀見トンネルは歩行者や自転車が通れないからです。

では、天見紀見トンネルができて2か月近く経過したところで、もともとの紀見トンネルはどうなっているのでしょうか?私はとても気になったので、現在の紀見トンネルの様子を見に行くことにしました。

以前なら石仏バイパスを走っていた車が、全部ここに来て車の往来が激しかったのです。しかし今は静かになりました。

ちょうど天見の駐在さんがいらしたのでお話を伺うと、具体的な割合はわからないものの車の往来が本当に減ったとのこと。また秋頃には、紀見トンネルのリニューアル工事を予定しているそうです。具体的な日程などの情報はまだ出ていませんが、自転車や徒歩で和歌山と往来している人がどうなるのか、とても気にされていました。

もちろん、今も車が走る姿が見られます。例えば画像の赤い車は郵便局のものですが、坂を下りて島の谷方面に向かっていました。

引き続き歩いていきましょう。以前車が多くて横断も大変だった道が見違えるように静かです。

ちょうど、新しく開通したバイパスのほうを見ると、こちらは頻繁に車が往来しているのが見えます。

と思ったら、こちらの道も車が通過していきました。

減ったとはいえ、一定数の車の往来があります。

すると自転車のグループが通り過ぎていきました。

天見紀見トンネルが出来て自転車でツーリングする人にとって、とても走りやすくなったわけですね。

和歌山方面は緩やかな登りになっていますが、ゆっくりと力強く漕いでいく自転車が私を追い抜いていきました。

本当に何も走らない時間が増えました。歩道があるから関係ないとはいえ、車が少ないと歩く方にとっては安心です。

このまま紀見トンネルに向かいます。

河内長野市と大きく書かれた看板前を通過しました。トンネルは間もなくです。

もう少し歩くと緑の陰に隠れて白っぽいものが見えてきました。紀見トンネルの入口です。

道が分かれています。右はトンネルができるさらに前の主要街道だった、紀見峠に向かう道です。左側に向かう道の先にトンネルの入口が見えてきました。

現在、夜間(22時から6時まで)は工事中で紀見トンネルが通行止めとのこと。注意しましょう。

さあ、トンネル入口の前まで来ました。トンネルの先にある橋本の柿をアピールしています。

以前なら車の往来が多くて、ゆっくりは見られなかったトンネル入口をじっくりと見ました。

せっかくなので少しだけですがトンネル内に侵入しました。トンネル内には歩道がついています。

初めて入った紀見トンネルの内部、車がほとんど通らなくなったからこそできる芸当ですね。長さは1453メートルありますが、和歌山側の出口が小さく見えています。

振り返りました。紀見トンネルはトンネル部分の手前に建物のようなコンクリートのものがあるのが特徴で、コンクリート部分の内部の様子が見られました。

そしてよく見ると、手前のコンクリート部分と、本来の山を掘って作られたトンネル本体との接続部分も見えます。これは車では見逃しそうなポイントです。

紀見トンネルは標高290メートル付近にあり、トンネルの上にある紀見峠は標高400メートル地点です。

紀見トンネルは横流換気方式を採用しているそうです。調べるとトンネルの上の部分が仕切られている方式とのこと。天井を見ると確かに仕切りがあるのが見えます。

仕切られた上の部分は「換気ダクト」のスペースで、さらに「送気ダクト」と「排気ダクト」に分かれています。新鮮な空気を送気ダクトから車道内に供給し、排気ダクトを利用して排気ガスを外に排出しているとのこと。

このまま歩いて和歌山まで行こうかと思いましたが、やっぱり戻ることにしました。ちなみに私がトンネル内に入っている間、車の往来はありませんでした。

トンネルを出て戻ることにしましょう。

赤い大きな標識とは別の標識です。

ここでバイパス道を見るとやはり車が多く往来しています。大型のトラックが通過しているのが見えましたが、従来の紀見トンネルにあんな大きなトラックが通過していたのです。通行人は危いですから本当に良かったです。

バイクが通過していきました。自転車やバイクにとっても通りやすい道になりましたね。

早くも秋の味覚の栗ができつつあります
早くも秋の味覚の栗ができつつあります

天見紀見トンネルが出来たことで、もともとの紀見トンネルは車の往来が減って歩きやすくなりました。

以前撮影した和歌山側から見た紀見トンネル
以前撮影した和歌山側から見た紀見トンネル

紀見トンネル(旧トンネル)

住所:大阪府河内長野市天見

アクセス:南海天見駅から徒歩25分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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