夏休みの宿題をイヤイヤやってる中学生への効果的な声かけとは!?やる気を引き出す3つの方法を教師が解説
夏休みの宿題。中学生にとっては楽しい夏休みの大敵かもしれません。宿題をイヤイヤする子どもに困っているママも多いのではないでしょうか?今回は宿題を渋る子供の共通点と効果的な指導方法を解説します。
宿題をイヤイヤする子の傾向
宿題をイヤイヤする中学生には、いくつかの共通点があります。例えば、宿題の意義を理解していない、計画性の欠如、自己効力感の低さなどが挙げられます。また、夏休みならではの誘惑(ゲームやSNSなど)も影響していることがあります。それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。
1.宿題をするメリットを一緒に考える
宿題の必要性を感じていない子どもには、その意義を理解してもらうことが大切です。一方的に押し付けるのではなく、宿題をすることのメリットを一緒に考えましょう。例えば、新学期への準備になる、自己管理能力が身につくなど、具体的なメリットを挙げてみるのも効果的です。
効果的な声かけ
「宿題って、なんのためにあると思う?新学期に向けての準備になるし、自分で計画を立てる力も身につくよね」
NGな声かけ
「宿題なんだから、やって当たり前でしょ!」
2.小さな目標から始める
大量の宿題は子どもにとってプレッシャーに感じられます。そこで、小さな目標から始めることが効果的です。例えば、「今日は数学の問題を5問解く」など、具体的で達成可能な目標を設定しましょう。達成感を味わうことで、次のステップに進むモチベーションになります。
効果的な声かけ
「今日は30分だけ頑張ってみよう。30分経ったら好きな動画を見てもいいよ」
NGな声かけ
「1日中宿題をやりなさい!終わるまで外出禁止よ」
3.興味関心と宿題を結びつける
宿題を単なる義務ではなく、楽しい学びの機会に変えることが大切です。子どもの興味関心と宿題を結びつける工夫をしましょう。例えば、家庭科の料理の宿題を子どもの好きな料理で行ったり、読書感想文を好きな本で書いたりするのも良いでしょう。こうすることで、宿題に対する抵抗感が減り、自主的に取り組む姿勢が育ちます。
効果的な声かけ
「家庭科の宿題、どんな料理をつくる?君の好きな料理でつくったらいいと思うよ」
NGな声かけ
「家庭科の宿題なんて、適当にやればいいでしょ。早く始めなさい」
まとめ
宿題をイヤイヤする中学生への対応は、強制や叱責ではなく、子どもの自主性を尊重することが大切です。宿題をするメリットを一緒に考え、小さな目標から始め、適切な学習環境を整えることで、子どもは自然と宿題に取り組む習慣を身につけていきます。焦らず、子どものペースを尊重しながら、粘り強くサポートしていきましょう。宿題は単なる課題ではなく、自己管理能力や学習習慣を身につける良い機会です。この夏休みを、子どもの成長のチャンスと捉えて、親子で乗り越えていけたらいいですね。
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