ピーマンの栄養を逃すのは「縦切り」or「横切り」どっち?【料理人が徹底解説】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
今回のテーマは「ピーマンの切り方」について。実はピーマンはとても栄養が豊富な「緑黄色野菜」なのです!なんと、皮の部分のビタミンCはレモンの約3倍のも含まれています。
そんなピーマンですが、切り方次第では栄養が逃げてしまいます。それは、一体どんな切り方なのか?また逃さない為にはどんな切り方をしたらいいのか?これらを徹底解説していきます!
今回の目次
- 縦切り」と「横切り」
- 「苦味」を抑えるには…
- 加熱しても栄養が逃げない理由
1.「縦切り」と「横切り」
今回のテーマでもある「栄養を逃す」切り方
それはズバリ…横切りです!
まず、ピーマンの細胞は縦に並んでいます。縦に切ると苦味成分はそのまま、逆に横に切ると苦味成分は外に出てしまいます。しかし、この苦味成分こそが栄養素である「ポリフェノール」や「ピラジン」なのです!
【ポリフェノール&ピラジンの効果】
・毒素排出
・高血圧予防
・血液をサラサラにする
縦切りした時の最大の問題は「苦味」
2.「苦味」を抑えるには…
縦切りしつつ(栄養を保ちつつ)さらに苦味を抑える方法があります。「え!そんな方法があるの?」→あるんです!
加熱してから、縦に切る
加熱してピーマンの甘みを引き出してから、縦に切れば、栄養を保ちつつ、苦味を抑える事が出来ます。
なんで、「ピーマンは加熱しても栄養価はそのままなの?」と思っていませんか?それは…
3.加熱しても栄養が逃げない理由
まず、ピーマンに含まれる「ビタミンC」は熱に強くありません!しかしピーマンにはビタミンCを熱から守る「ビタミンP」が含まれています。
実はピーマンは「加熱してもほとんど『栄養が変わらない』貴重な野菜」なのです。また、炒め物にして食べると「ビタミンA」の吸収率も上がるので、出来るだけピーマンは油分と一緒に摂ろう!