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最長はJリーグより大きい203cmFW…韓国Kリーグの最長・最短・最重量選手を調べてみた!!

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長

2月27日に開幕したKリーグで、対照的な数字を見つけた。「44cm」と「51kg」。これは2021年シーズンの韓国Kリーグ全選手における最大の身長差と体重差である。

Jリーグ公式サイトでJ1からJ3まで全選手のデータを確認できるように、Kリーグでも公式データサイト『Kリーグデータポータル』を通じて1・2部全選手の通算成績や今シーズンのスタッツをチェックすることができる。

そこで今回は、『Kリーグデータポータル』に記載されたデータを基に、今シーズンのKリーグにおける「最長身選手」「最短身選手」「最重量選手」「最軽量選手」を調査してみた。

Kリーグで最も背の高い選手は、今シーズンから城南FCに加入したセルビア人FWフェイサル・ムリッチだ。その身長は驚異の203cmで、かつて2012年に光州FC、2013年に水原FCでプレーした202cmのモンテネグロ人FWボグダン・ミリッチ(現FKイスクラ)を超えるKリーグ史上最長身選手である。

ただ、ムリッチの体重は『Kリーグデータポータル』では84kg、クラブ公式ホームページでは105kgと大きく食い違っている。

最短身選手は、大田ハナシチズンに所属する159cmのブラジル人MFエジーニョ。Kリーグ史上最短身選手のエジーニョは昨シーズン途中から大田に加入し、5ゴール1アシストの活躍で“Kリーグ史上最小スコアラー”としても注目を集めた。今シーズンも開幕戦で決勝点を挙げ、Kリーグ2(2部)の第1節ベストイレブンに選ばれている。

次に体重を見てみよう。『Kリーグデータポータル』におけるKリーグ最重量選手は、大田のブラジル人FWバイオで103kgだった。

だが、バイオはシーズン前にコーチ陣から“ダイエット”を要求されたとのことで、現在は90kg台まで減量したと見られる。

いずれにしても最長・最短・最重量は外国人選手となったのは例年通りかもしれない。

(参考記事:北米から意外な国まで…21カ国から集まるKリーグ2020年の外国人選手たち)

一方の最軽量選手は水原FC所属で体重52kgのFWチョン・ジョンホだが、彼もクラブ公式ホームページでは62kgと記載されており、ムリッチ同様データの相違がある。

ちなみに、国内韓国人選手の最長身と最重量はどちらも元北海道コンサドーレ札幌のGKク・ソンユン(金泉尚武)と元アビスパ福岡のGKイ・ボムヨン(全北現代モータース)の2人で、197cm95kg。最短身は全南ドラゴンズのMFキム・ヒョンウクで160cmだった。

なお、Jリーグの2021年シーズン最長身選手は北海道コンサドーレ札幌のGK中野小次郎で200cm、最短身選手は京都サンガF.C.のMF中川寛斗とAC長野パルセイロのMF山口和樹でいずれも155cm。最重量選手はFC東京のGK波多野豪で98kg、最軽量選手はサガン鳥栖のDF中野伸哉で49kgとなっている。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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