【富士宮市】先週完成した『音止の滝』展望台 その美しい全貌に心が震えた!
先週の9月13日、『音止ノ滝』に、新しい展望台が完成しました。
『音止の滝』は『白糸の滝』と隣り合わせにして芝川本流にかかっています。
高さ約25mの絶壁から、落下する瀑音は、遊歩道を歩いていても聞こえてきます。
その昔、曾我兄弟の父の仇の工藤祐経を討つ相談の声が瀑音でさえぎられてしまうので神に願うと、一瞬滝の音が止んだという伝説が『音止の滝』の名前の由来と言われています。
今回は先週完成したばかりの『音止の滝』展望台を訪れてみました。
音止の滝新しい展望台の場所
新しい展望台は、遊歩道が突き当たったところを、白糸の滝の側へ降りる階段とは逆の売店の裏側です。
以前の展望台
以前は足場のような鉄パイプで作られた簡易的な展望台でした。
荒々しく流れ落ちる滝の上流を眺める事はできますが、滝つぼを見ることはできませんでした。
新しく完成した展望台
白糸の滝に降りる階段の前に、看板があり、『音止の滝←』と示されています。
矢印に従って売店の横を通り過ぎると、売店の裏側にブラウンの真新しい階段が上へ続いていました。
手すりもあり、広い階段なので、混雑時でも安心して登ることができそうです。
階段を登ると…
吸い込まれるような神秘的な滝つぼを眺めることができました。
天気が良い日には滝つぼに虹が見られることもあるそうです。富士山も見えると聞きましたが、今日はあいにくの天気で富士山を見ることはできませんでした。
それでも、圧巻の美しさです。しばらく見惚れてしまいました。
白糸の滝は世界遺産構成資産に選ばれています。世界遺産10年の節目に完成した音止の滝展望台。
繊細で優しい女性的な美しさの「白糸の滝」、そしてダイナミックで勇壮な「音止の滝」。比較できない対照的な2つの滝の全貌を眺望できるようになった「白糸ノ滝」。
私たち市民にとっては身近な滝ですが改めて「白糸ノ滝」の魅力を感じました!
白糸の滝:富士宮市上井出273-1
アクセス:大月線(県道414号)を北に向かい、大きな松の木がある上井出の信号を真直ぐ。
*表記に「白糸の滝」、「白糸ノ滝」と2種類の呼び方を使っています。地元の方のお話では、滝そのものを示すときには「白糸の滝」、周辺施設を含んだ場合は「白糸ノ滝」と表記するそうです。