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イ・ジョンフが新人から6年連続シーズン150安打達成、リーグ初<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
今季150本目のヒットを放ったイ・ジョンフ(写真:キウムヒーローズ)

30日のKBOリーグは4試合が雨で中止。コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-ロッテジャイアンツの1試合だけが18時30分開始で行われた。

キウムはイ・ジョンフが5回裏2死満塁の場面に代打で登場。ライトへ2点タイムリーヒットを放ち、歴代4人目の6年連続150安打を達成した。ルーキーイヤーからの継続はリーグ初となる。

(関連記事:イ・ジョンフが元中日の父親とスンちゃん超え 史上最速&最年少で通算1000安打達成

この日のイ・ジョンフは相手の先発投手が、12打数1安打と相性がよくないチャーリー・バーンズだったこともありベンチスタート。バーンズ降板後に代打で出場しヒットを放った。キウム打線はバーンズに対し、5回途中までに8安打を連ねて4点を挙げた。

試合は6-5でキウムが勝利。代打で出場後、センターの守備に入ったイ・ジョンフは、6回表の守りでホームへのワンバウンド送球で走者を刺してタイムリーを阻止。7回裏の2打席目にはショートへの内野安打を記録している。

◇イ・ジョンフ(キウム)年度別成績 太字はシーズン終了時のリーグトップ

年度 チーム  打率 試合  打席 打数  安打

2017 ネクセン .324 144  622  552 179

2018 ネクセン .355 109  520  459 163

2019 キウム  .336 140  630  574 193

2020 キウム  .333 140  617  544 181

2021 キウム  .360 123  544  464 167

2022 キウム  .336 116  509  449 151

通算       .340 772 3442 3042 1034

※記録は8月30日現在

記録達成時の場内のビジョン(写真:キウムヒーローズ)
記録達成時の場内のビジョン(写真:キウムヒーローズ)

◇8月30日(火)の結果

・LG 中 止 NC(チャムシル)

 勝: 

 敗:

・キウム 6 - 5 ロッテ(コチョク)

 勝:イ ミョンジョン

 敗:バーンズ

・KT 中 止 トゥサン(スウォン)

 勝: 

 敗:

・ハンファ 中 止 KIA(テジョン)

 勝: 

 敗:

・サムスン 中 止 SSG(テグ)

 勝: 

 敗:

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「最長記録は7年連続」

連続シーズン150安打は、パク・ヨンテク(元LG)が2012年から18年まで記録した7年連続が最長。6年連続はチェ・ヒョンウ(KIA)と現在も継続中のソン・アソプ(NC)が達成している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

コヤンヒーローズ(キウムの2軍)との試合は雨で中止となった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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