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大谷翔平のMLB通算93本塁打は、2018年にデビューした選手の3位。トップ2は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)Jul 5, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、メジャーリーグで93本のホームランを打っている。この本数は、2018年にデビューした選手のなかで3番目に多い。105本のロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)と、98本のホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)に次ぐ。ちなみに、このスパン(2018~21年)の全選手最多は、129本のエウヘニオ・スアレス(シンシナティ・レッズ)だ。スアレスは、2014年にデビューした。

筆者作成
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 OPSのトップ3も、ホームランと同じ3人が並ぶ。ソト(.981)、アクーニャJr.(.925)、大谷(.890)の順だ。こちらは、2018年にデビューし、通算700打席以上の33人を対象とした。

 ソトとアクーニャJr.は、出塁率においても、33人のトップ2を占める。それぞれの出塁率は.432と.376だ。大谷の出塁率.353は4位。その上には、出塁率.364のジェフ・マクニール(ニューヨーク・メッツ)がいる。

 盗塁のトップ2は、アクーニャJr.(78)と大谷(55)だ。3位は、ヒューストン・アストロズとクリーブランド・インディアンズで計46盗塁のマイルズ・ストロウ(現クリーブランド・ガーディアンズ)。32盗塁のソトは、9位に位置する。

 今シーズンの年齢(6月30日時点)は、ソトが23歳、アクーニャが24歳、大谷は27歳だ。ESPNのエンリケ・ロハスによると、ロックアウトに入る前に、ソトはナショナルズから13年3億5000万ドルの延長契約を申し出られ、それを断ったという。一方、アクーニャJr.は、2019年の開幕直後に、ブレーブスと8年1億ドルの延長契約を交わしている。

 ソトが受け入れなかった延長契約は、単純に年数で割ると、年平均は約2692万ドルとなる。それに対し、アクーニャJr.の年平均は、半額以下の1250万ドルだ。この契約は、2026年まで。さらに、そこには2年分の球団オプションがついていて、2027年と2028年も、ブレーブスは年俸1700万ドルでアクーニャJr.を保有できる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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