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現役教師が思わず「すごい!」と思う子の言動5選

ナナホシ教育/子育て/学校

教師をしていると、子どもたちの予想外の言動に驚かされることがよくあります。先日も、こんなことがありました。6年生の道徳の授業で「思いやり」について話し合っていた時のこと。普段はあまり発言しないH君が突然手を挙げて、「思いやりって、相手の気持ちを想像することだと思います。でも、時には相手の気持ちを聞くことも大切だと思います」と言ったんです。その言葉に、私も含めクラス全員が「おお!」と声を上げてしまいました。

皆さん、周りでこんな場面に出会ったことはありませんか? 子どもたちの意外な一面や、深い洞察に触れて、思わず「すごい!」と感動してしまうような瞬間。

今日は、教師が思わず「すごい!」と感じる子どもたちの言動について、私の経験を交えながら解説します。これを知ることで、子どもたちの持つ無限の可能性に気づくきっかけになればいいなと思います。

現役教師が思わず「すごい!」と思う子の言動5選

1. 深い洞察力を示す発言

大人でも気づかないような視点で物事を捉えます。例えば、環境問題の授業で「地球温暖化を止めるには、まず自分の生活を見直すことから始めるべきだと思います」と言った5年生がいました。その広い視野に、私も「はっ」とさせられましたね。

2. 困っている友達への思いやり行動

誰かが困っているのを見て、自然に助けの手を差し伸べます。休み時間に、転んで泣いている1年生に寄り添って、「大丈夫?保健室に一緒に行こうか」と声をかける6年生を見たときは、胸が熱くなりました。

3. 失敗を恐れない挑戦的な態度

難しいことでも、怖がらずにチャレンジします。苦手な縄跳びの二重跳びに挑戦し続ける子がいて、「できた!」と喜ぶ姿を見たときは、思わず拍手してしまいました。その粘り強さに感動したんです。

4. 独創的なアイデアの提案

誰も思いつかないような斬新なアイデアを出します。学級会で「教室の掃除を楽しくするには」というテーマで話し合った時、「音楽をかけながら掃除をする日を作ろう」と提案した子がいて、みんなが「いいね!」と盛り上がったんです。

5. 他者の立場に立って考える発言

自分と異なる立場の人の気持ちを想像し、発言します。道徳で相手に強く言ってしまった登場人物のことを話し合った時、「言ってしまった人も、本当は寂しいのかもしれない」と言った子がいて、クラス全体が静まり返りました。

まとめ

教師が思わず「すごい!」と感じる子どもたちの言動として、深い洞察力を示す発言、思いやり行動、挑戦的な態度、独創的なアイデア、そして他者の立場に立って考える発言について解説しました。

これらの言動を目にすると、子どもたちの持つ可能性の大きさに改めて気づかされます。でも、ここで一つ大切なことを覚えておいてください。こういった「すごい!」と思える瞬間は、日々の小さな成長の積み重ねの結果なんです。

ちょこっとアドバイス

大切なのは、子どもたちの小さな変化や成長を見逃さず、それを認め、励ますこと。そして、「すごい!」と思える瞬間が訪れたときは、心から喜び、その喜びを子どもたちと分かち合うことです。

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