内臓の働きが悪くなると「むくみやすくなる」?-内臓とむくみの深い関係!-
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おがちゃん先生です。
今回は「内臓の働き」と「むくみ」について解説していきます。
今回の目次
- むくみ(浮腫)とは?
- むくみと内臓①:肝臓
- むくみと内臓②:心臓
- むくみと内臓③:腎臓
- 元気な内臓を保つために
むくみ(浮腫)とは?
むくみとは、細胞と細胞の間の水分がたくさん蓄積した状態です。
顔や足で起こることが多く、腫れぼったくなったり、重さ、だるさを感じることがあります。
一般的には、下のようなことが原因となることが多いです。
- 長時間、同じ姿勢でいる
- 筋力の低下
- 運動不足
- 塩分の摂り過ぎなど
他にも「内臓の働きが悪くなっている」と、むくみが起こることがあるので、具体的な関係をみていきましょう。
2.むくみと内臓①:肝臓
肝臓が原因でむくみが生じる理由として、肝臓の「アルブミンをつくる」といった働きが関わっています。
アルブミンは、血液中に多くあるタンパク質の一種で、体内の水分バランスに関わります。
肝臓が悪くなってしまうと、アルブミンの合成が低下します。
これにより「浸透圧が変化(※)」して、水分バランスが乱れ、むくみが起こります。
※浸透圧とは、濃度が低い方(薄い)から高い方(濃い)へ水が移動する仕組みのことです。
例えば、きゅうりに塩をすり込むと、中の水分が濃度が高い方に移動して、きゅうりの水分が抜けます。
3.むくみと内臓②:心臓
心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割があります。
そのため、心臓の働きが悪くなると、全身の血流が悪くなり、むくみやすくなります。
4.むくみと内臓③:腎臓
腎臓は、流れてきた血液を「ろ過・濃縮(再吸収と分泌)」して尿を作ります。
腎臓の働きが悪くなると、尿の成分を正常に調節できなくなり、体内の水分バランスが乱れて、むくみが起こります。
ちなみに、腎臓の働きが"大きく低下"すると、尿毒素が体内に蓄積して、頭痛・全身のだるさ・食欲低下・吐き気・口臭・かゆみなどが起こることもあります。
5.元気な内臓を保つために
ここまで紹介してきたように、内臓の働きが悪くなると「むくみ」が起こりやすくなります。
そして内臓機能は「加齢」と共に低下しやすいです。
さらにそこに、喫煙・お酒の飲み過ぎ・高血圧・高血糖・ストレスなどが加わると、さらに内臓への負担が増えてしまうので、生活習慣にも注意しましょう。
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