「chocorico（チョコリコ）」は、開店2周年（2022年開店）を迎えるチョコレート専門店。カンボジアへの支援を目的とした、オーナーこだわりのチョコレートが堪能できる魅力的なお店です。

周辺には、モゾワンダーシティーもあり、交通網も充実している地域で、近くに来られた方には是非一度寄っていただきたいお店です。土曜日曜はお客様が多く来店されるので、購入できない商品も出てくるほど。

人気の秘密は、カカオ豆と天然パームシュガーのみを使用したチョコレート。天然材料のみで作られている商品ばかり。カンボジア産で現地で生産、直輸入、店舗でチョコレート製造と一貫したこだわりが、今まで目にしてきたチョコレートとは一線を画す部分ではないでしょうか。

【「chocorico（チョコリコ）」運営＝カンボジアへの社会支援】

詳細は割愛しますが、カンボジアは、後発発展途上国であり、人間開発指数（保険、教育、所得の指数)が低いとも言われています。

オーナーのお話では、現地の大人たちは仕事をしなくても生きていける環境にあるのが、一つの原因だと仰っていました。それゆえ所得に乏しく子供たちの教育に繋がらないのだとか。

「chocorico（チョコリコ）」では、このチョコレート事業を通してカンボジアの人たちの雇用を生む事により、子供たちが教育を受けられる社会へと繋げる事が目的だとお聞きしました。

社会支援活動という信念のもと、今までの農園開発から商品開発、販売まで行い今後も支援を続けるとの事。新しい学校を新設する目標もあるそうです。

おいしいチョコレート商品を楽しみながら、カンボジアの支援にも貢献できる、小さなテーマパークのような空間をより多くの人に体験していただきたいと思いました。

正面レジのショーケースには、贈答用におすすめの生チョコ　（税込1,180円）やガトーショコラ　（税込2,980円）などがお洒落に並んでいます。特にガトーショコラは人気のため予約がおすすめ。筆者も予約して購入してみました。予約は2日前まで受け付けています。

やや小ぶりながら中身は濃厚なガトーショコラでした。

お味はと言うと控えめに言っても最高です。今まで頂いた事のあるガトーショコラと比較すると、チョコレートの純粋な旨味と甘さは控えめで重くない。通常、たくさん食べることは無いですが、これならいくらでも食べられそうだと感じました。

ショーケース左下の小さなダイス状の生チョコも購入。

ダイス状の生チョコがギュギュっと詰まってます。

本当に柔らかいので慎重に刺していただきます。こちらも濃厚で上品でさっぱり甘い仕上がり。お酒に合うチョコレートだと感じました。

横には色とりどりのチョコレートがズラリと並んでいます。筆者が店内にいる間にも、来店されるお客様は女性の方が多く、女性客への人気の高さも伺えます。もちろんチョコ好き男子にもおすすめ。オレンジピールを使用したチョコは、オレンジの甘味がチョコのビターな感じとマッチしていて、とても美味でした。お酒との相性も良いです。

店内の棚にも所狭しと様々なチョコレート商品群が・・・・。ワインやブランデーに合うチョコも多く扱っているそうです。

BARタイプ 「Bean to Bar Chocolete Ber」(税込690円)のチョコレートはカカオ72％から100％まであります。パーセンテージが高くなるほど渋みが強くなり、大人の味わいです。

72％はとても親しみやすい程よい甘さ。食べ比べで自分の好みが、きっと発見できます。

店内はイートインスペースもあり。スタッフの方も気さくな方が多く、ついチョコレートの話で盛り上がってしまいます。

「chocorico（チョコリコ）」では、スタッフの方が実際に日本とカンボジアを行き来し、日本で唯一カンボジア産のカカオ豆を生産から輸入までしていること。そして、現地の学校設立にも力を入れているということが印象的でした。

また、実はオーナーはオレンジピールが苦手で、そんな苦手な方でもおいしいと感じる商品をと試行錯誤されたという意外な話も伺うことが出来ました。筆者もオレンジピールは苦手だったのですが、今では継続購入するほど好きになりました。

知識を深めながらの雑談のひと時も最高でした。

この日は、ビターチョコレートのジェラートをカカオニブのトッピング付きで頂きました。

ジェラートとの相性も良く、軽い渋さがとてもマッチしてます。カカオニブはなんと無料でした。こんな原材料高騰の時代に無料はとってもお得。

「本気」のジェラートもおすすめですが、店内の「本気」のチョコレートはどれを取っても本物の味わいです。是非体験してみて下さい。