まるでパリの街角のカフェ!ゆったりした時間をテラス席で【神戸・Cafe de Paris】
北野坂を歩いていると、そこだけフランスの街角にトリップしたような雰囲気の空間があります。「 Cafe de Paris (カフェ・ド・パリ)」は、気軽にフランス料理やカフェを楽しめるお店です。
このお店の前を通るたびに、このオープンテラスに座ってコーヒーを飲みながらゆったりと時間を過ごしてみたいなぁと思っていました。そして今ついにその願いが叶ったのです。バタバタと過ごす日常を抜け出してのショートトリップ、今回は神戸でフランス旅行です。
ケーキセットをオーダーすると、美しいトレイに沢山のケーキが載せたものが運ばれて来ました。どうやらここから選ぶようです。一番人気のクレームブリュレやカヌレもありましたが、誘惑に負けてモンブランにしてみました。モンブランはフランス語で「白い山」という意味があり、アルプス山脈のモンブランからその名前がついたそうですよ。
いつも通りがかりに見ていたその場所に、今日は自分が座っているのって何とも不思議な感覚ですね。嬉しい気持ちを抑えられず、コーヒーを待つ間に席を立ち上がってキョロキョロと探索してしまいました。
そんな私に「どこから来たの?」と、気さくに声をかけてくれたのはマネージャーのアズィさん。まるで前からの知り合いのように楽しく会話が弾みます。フレンチのコース料理を出しているようなお店なのに、全く気取っているような様子がなくてフレンドリーなのがホッとします。
アズィさんはこの界隈の人気者らしく、テラスで私とお喋りしている間もしょっちゅう通りすがりの人に声を掛けたり掛けられたりと、笑顔で楽しそうにコミュニケーションを取っていました。何でここでカフェを始めようと思ったのかと聞いてみると、そこには意外な答えが。
「カフェはただコーヒーを飲んでサッと帰るだけの場所じゃなくて、昔からそこには色んな意味や使い方があった。カフェで色んな人と出会いコミュニケーションを取ったり、文章や絵を描いたり、はたまた身を隠したり。様々な文化が集まってくるような空間であり、日々の自分たちの居場所でもあるのがカフェなんだよ。」
カフェとは生きる場所そのもの…仲間と哲学を語ったりはもちろんのこと、フランスでは「詩人カフェ」「芸術カフェ」という呼び名もあるくらいで、ピカソやダリ、モネやヘミングウェイをはじめとするアーティストたちが日々集い、芸術や文化について熱く語り合うような空間でもあったそうです。
まるで映画や本の中での物語のようなことが実際に行われてきた「カフェ」という空間の、奥深い面白さを知って貰えたらとアズィさんは言います。フランス人にとっては現在でも、カフェとはそんな沢山の意味を持ち合わせている大切な空間のようです。
「カフェ・ド・パリ」が、この場所にお店を構えてからもう18年。その長い間ずっとこの街にパリの風景を色添えてきてくれていたのかと思うと、何だか感慨深いものがありますね。
神戸で海外旅行。まるでパリの街角のカフェに来たかのように、テラス席にゆったりと座って道ゆく人々を眺めたり、友人との会話を楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。
神戸北野 ビストロ・カフェ・ド・パリ
Bistrot Cafe de Paris in Kobe
兵庫県神戸市中央区山本通り1-7-21
電話::078-241-9448
営業時間:
ランチ 11:30 - 15:00(L.O. 14:00)
カフェ 15:00 - 17:30
ディナー 17:30 - 21:00(L.O. 20:00)
※当面、ディナーはご予約のみ。
定休日:不定休
ビストロ・カフェ・ド・パリHP
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