Yahoo!ニュース

マウントを取る小学生の意外な理由とは?教師が実践した子どもが友達と仲良くできる効果的な3つの方法

ナナホシ教育/子育て/学校

マウントを取る小学生の子どもに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。叱ったり否定したりするのではなく、子どもの心理を理解し、適切な導きをすることで、この問題は解決できます。今回はマウントを取る子供の共通点と効果的な対処法を解説します。

マウントを取る子の傾向

マウントを取る子どもには、自己肯定感が低い、他人との比較で自分の価値を確認したい、コミュニケーションスキルが未熟などの特徴が見られます。これはかなり意外ですよね。また、周囲の大人の言動を真似ている場合もあります。自分の良さを認められず、他人を下げることで自分を高めようとする心理が働いていることが多いです。それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。

1.感情理解ゲームを通じて共感力を育む

感情カードや絵本を使って、様々な感情を理解し、表現する練習をします。他人の気持ちを想像し、共感する力を養うことで、マウントを取る代わりに相手の気持ちを考えられるようになります。週1回の「感情タイム」を設けるなど、定期的な取り組みが効果的です。

効果的な声かけ例

「この絵の子はどんな気持ちかな?君だったらどう感じる?」

NGな声かけ例

「人の気持ちも考えられないの?そんなんじゃダメでしょ」

2.協力型ゲームで win-win の喜びを体験させる

競争ではなく協力が必要なボードゲームや活動を家族で楽しみます。全員で目標を達成する喜びを味わうことで、他人を蹴落とす必要がないことを体感的に学べます。「みんなで100点ゲーム」など、協力して高得点を目指すゲームがおすすめです。

効果的な声かけ例

「みんなで力を合わせたから、こんなに高得点が取れたね!すごいね!」

NGな声かけ例

「あなたのせいで負けちゃったじゃない。もっと頑張りなさい」

3.自己肯定感を高める「いいとこ探し」を習慣化する

毎日、その日の自分のいいところを1つ見つけて「いいとこノート」に書く習慣をつけます。同時に、家族や友達のいいところも見つけて伝え合います。自分と他人の良さを認める習慣が、マウントを取らずとも自信を持てる土台を作ります。

効果的な声かけ例

「今日の〇〇のいいところは何かな?ママは△△だと思ったよ」

NGな声かけ例

「他人のことばかり言って、自分はどうなの?反省しなさい」

まとめ

マウントを取る小学生への対応は、叱責や否定ではなく、共感力を育み、協調性を養い、自己肯定感を高めることが鍵となります。感情理解ゲーム、協力型ゲーム、「いいとこ探し」の習慣化など、楽しみながら社会性を身につけるアプローチが効果的です。大切なのは、子どもの小さな変化を認め、継続的に励ますこと。焦らず、温かく見守りながら、長期的な視点で支援していきましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございます

私のプロフィールや他の記事もぜひご覧になってください。よかったら、下にある「学びがある」「わかりやすい」「新しい視点」のどれかのボタンをタップしてください。「フォロー」していただけると、嬉しいです!

教育/子育て/学校

教育や子育てのことでお悩みの保護者や子ども、学校の先生のお力に少しでもなれたら幸いです。記事を読んで「いいな」と思ったら、フォローしてくれると嬉しいです。

ナナホシの最近の記事