4日(金)は全国で6月の嵐に警戒 関東のピークはいつ?
タイトル画像にある通り、あす4日(金)は全国的に6月の嵐に警戒が必要です。
その嵐をもたらすのは発達する低気圧や前線で、全国的に雨となり、しかも南から強い暖湿気が流れ込むため、活発な雨雲が発生するでしょう。
太平洋側を中心に、所々で雷を伴った激しい雨(非常に激しい雨)が降り、南風も強まるため、横殴りの降り方となりそうです。
予想される雨量は、あす4日(金)午後6時までに、多い所で、九州から北海道にかけて、120ミリから250ミリとなっており、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
では関東のピークはいつになるでしょう?
4日(金)朝には広く雨に
関東は4日(金)に日付が変わる頃から徐々に雨雲が流れ込み、朝の通勤通学の時間帯には広く雨となるでしょう。南部沿岸部ではやや南風も強まりそうです。
この時点ではまだ活発な雨雲が東海地方にありますが、関東に向かってひたひたと近づいている状況です。
荒天のピークは昼前後
その東海地方の活発な雨雲は昼前後に関東南部を中心に通過していく見込みです。
神奈川や千葉、あるいは東京を中心に、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあり、南風も平均で10メートルから15メートル前後が予想されているため、横殴りの降り方となる所もあるでしょう。
活発な雨雲が予想されている関東南部の他、関東北部でも湿った空気が勢い良いく流れ込むため、上昇流が強まり、雨雲が発達するおそれがあります。
きょう3日(木)夕方の段階で、早期注意情報(警報級の可能性)で、神奈川、千葉、茨城、栃木、群馬が[中]という情報になっています。
あす4日(金)日中にかけて、大雨警報が出される可能性がありますので、今後も気象台から出される情報や自治体から出される避難情報などにご注意下さい。
夜には収まりそう
活発な雨雲は、4日(金)夕方以降は関東の東へ抜けて、それとともに強い南風の領域も東へ抜けていく予想です。
夜には雨の残る所はありますが、ほぼ荒天は収まるでしょう。
この雨で関東甲信では梅雨入りが発表される可能性もあると思われますが、もし見送られた場合、来週は晴れ間が広がり、暑くなる日が多くなるため、早くても来週の週末以降(12日から13日)にずれ込む可能性が高いものと思われます。
東海地方までは5月16日までに記録的に早い梅雨入りが発表されていますが、それからすでに3週間近くが経っているため、気象庁がどう判断するか注目です。