Amazon、50ドルの激安6インチタブレットをリリースか。狙いはプライム・ビデオの普及?
Amazonがこれまでの『Fire』タブレットの約半額となる50ドルの6インチFireタブレットをリリースする予定だと、『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』が報じています。
Amazon to Release $50 Tablet as It Struggles to Sell Pricier Devices - WSJ
WSJによると、Amazonはユーザーに高価なタブレットを選んで貰うことに苦労しており、低所得者向けに価格を50ドルに抑えたタブレットをホリデー商戦までにリリースすることを計画しているそうです。
性能が犠牲に
ただ、50ドルという価格を実現するにはディスプレイの品質、耐久性、バッテリー寿命などの性能面で大幅なコストカットしなければならず、関係者の話によるとスピーカーもステレオではなくモノラルになるとのこと。
Amazonがどの性能を諦めるのかはまだ判明していませんが、なぜここまで安いタブレットを出す必要があるのでしょうか?
狙いは配信サービスの利用増か?
その答えは、日本でも9月(のいつかは未定)から始まる映像配信サービス『プライム・ビデオ』にあるとみられています。
タブレットを売って利益を出すのではなく、ユーザーに安くタブレットを手に入れて貰って『Kindle(電子書籍)』やプライム・ビデオの利用が増えるようにし、そのサービス利用料――Amazonプライムの年会費で利益を出すつもりなのだと考えられます。
この激安タブレットが日本でもリリースされるのかは分かりませんが、現行の6インチサイズのFireタブレット『Fire HD 6』が99ドル(日本では11,800円)であることを考えると、約6,000円前後での販売になると思われます。